昔々にメモしていた映画感想から。ちょっと昔のマイナー映画紹介:The Last Kiss (ラストキス)、The Switch (アラフォー女子のベイビー・プラン)、Little Miss Sunshine (リトル・ミス・サンシャイン)、The Girl Next Door (ガール・ネクスト・ドア)
The Last Kiss (ラストキス)
2006年のアメリカンコメディ。2001年に放映されたイタリア映画”L’ultimo bacio”の権利をアメリカの映画監督か誰かが買ってアメリカでリメイクされたのがこれ。”The last kiss” これも昔安く買ったが主人公の浮気がばれるところで見ていられなくなって当分見ていなかったが思い切って見た映画。
内容は 20代後半の4人の男とその男達をとりまく人たちの話。特に完璧とも言える人生を送ってきた主人公の恋人が妊娠して、今後の自分の人生がサプライズもなくeverything plannedのままでいくのがすごく怖くなって葛藤して、過ちを犯し、何かに気づき、許しを乞う物語。
そんな何をすることが本当に大事なのかを見失っている主人公の恋人の父親が主人公に放つ言葉は名言。
“What you feel only matters to you. It’s what you do to the people you say you love, That’s what matters. It’s the only thing that counts. You think that this woman is the last brunette that’s ever gonna let you know that she wants you? Look at me. I haven’t met my brunette.”
若者ばっかりがでてくるアメリカンコメディに飽きた人は見たら面白いかも。個人的に浮気相手のキムが自作CDを持ってくるところなんか良い感じにガキっぽさを出していて良い演出。最後の決定的なシーンがイタリア版と違うのもなんだかアメリカっぽい。
The Switch (アラフォー女子のベイビー・プラン)
ジェニファー・アニストンとジェイソン・ベイトマンが演じるキャシーとウォーリーのハッピーエンドなラブコメ。
良い年になったキャシーは長年親友であるウォーリーに恋愛感情も抱けず(あるが、自分では気づかずという感じ)、人工授精によって子供を授かることを決意し、精子をドナーからもらい妊娠して子供ができるが実は・・・という感じ。
この映画を見ていた時はこのウォーリーがまるで当時の自分をみているようでなかなか悲しかったのを覚えてるがそれはいいとして、物語終盤のはしょってる感が少しもったいない。自分の息子の「種」がハイジャックされてて、今までAさんの息子だと思って7年育てた子が、実は別の人の息子でした!そして I love you. なんて大親友でも裁判沙汰だがその辺はラブコメディ。もうちょっと二人の結婚観とかそういうもんの描写があったほうがスムーズやったんじゃないかなとか思うけどハッピーエンドでよろしい。
Little Miss SunShine (リトル・ミス・サンシャイン)
アメリカにいた時友達の実家に泊まりに行ったときに買い物してたら安売りしてたから衝動買いした映画DVD「Little Miss Sunshine」。2006年なのでSteve Carrellがまだそんなに人気が出ていなかった頃の作品。
ジャンキーだけど家族思いなおじいちゃん、負け犬を毛嫌いするお父さん、喋らない息子、自殺未遂のおじさん、カリフォルニアで開催されるlittle miss sunshine コンテストの出場資格を得た娘、こんな家族を世話する主婦・・・ばらばらだった家族がカリフォルニアに向かう途中に遭遇する様々な騒動を経て段々一つになっていく話。
最後は心通った家族のやけくそダンスで幕を閉じる。サイコーな映画。South Park season 13 のアイクがMJに取り憑かれるエピソードでオマージュとしてこの映画のシーンが出てくる。
映画で知った新しい英単語
- None taken ….. 少しも気になりません
- far out ….. かっこいい
- vow of silence ….. 秘密厳守
The Girl Next Door (ガール・ネクスト・ドア)
2004年に公開されたアメリカのラブコメ。日本では未公開だが、主演のエリシャ・カスバート(twenty-fourのキム)が日本でも有名になったのでDVD化されたらしい。
一度は必ず想像(妄想?)するであろうアメリカで生まれたかったと思わせるシチュエーションを形にした映画。昔ぼろアパートに住んでいた時ネットもなんもない部屋ですることがないからと同情して友達が貸してくれた映画。10回以上は見たんじゃないか。
内容は勉強はできるが冴えない高校生の隣の家に奇麗でかわいい女の子が引っ越してくる。映画でありがちなロマンスが始まるのだが、実はその女の子には秘密があって・・・みたいな話。その”秘密”を乗り越える過程で主人公の少年が成長していき学力以外のものを身につけて行く姿は見ていて面白いし、エリシャ・カスバートの可愛さには悶絶する。
ところでアメリカにはプロムなるものがある。高校の学年の最後に開催されるダンスパーティのことで、アメリカンコメディではこのプロムを舞台に童貞高校生が奮闘する日常を面白おかしく描いた映画が多い。多すぎる。この映画もそう。それにしても主人公の親友2人の棚ぼた感は否めない。
そういえばアメリカにいる友達の中でプロムで撮った華やかな写真を見せてくれた友達もいれば、鬱陶しいからいかなかったっていう友達もいれば、いかずに彼氏と橋の上で踊ったっていう友達もいた。青春だ。