台湾での生活や旅行中に、もし体調を崩してしまったとき、特に「風邪(感冒)」の症狀を伝えるのはとても大切です。台湾では病院や薬局のシステムが日本とは少し違い、またよく使われる言葉も独特です。この記事では、台湾華語(繁體字中国語)での風邪に関する単語やフレーズを、状況ごとに紹介します。
風邪に関する基本単語
風邪を表す「感冒」をはじめ、症狀を伝えるときに欠かせない基本単語です。台湾の人は日常会話の中でもよく使うので、覚えておくと安心です。
- 感冒 gǎn mào 風邪をひく
- 發燒 fā shāo 熱が出る
- 頭痛 tóu tòng 頭痛
- 喉嚨痛 hóu lóng tòng のどの痛み
- 咳嗽 ké sòu 咳
- 流鼻水 liú bí shuǐ 鼻水が出る
- 打噴嚏 dǎ pēn tì くしゃみをする
- 身體痠痛 shēn tǐ suān tòng 体のだるさ・関節の痛み
これらを知っているだけでも、自分の状態を簡単に伝えることができます。
症狀を伝えるときの表現
風邪の症狀を説明するときは、「我…(私は~です)」というシンプルな言い方を使えばOKです。温度を具体的に言うときも「三十八度(38度)」のように数を加えます。
- 我感冒了。
Wǒ gǎn mào le.
風邪をひきました。 - 我發燒了,三十八度。
Wǒ fā shāo le, sān shí bā dù.
熱があります、38度です。 - 我喉嚨很痛,還一直咳嗽。
Wǒ hóu lóng hěn tòng, hái yì zhí ké sòu.
のどが痛くて、咳も止まりません。 - 我一直流鼻水。
Wǒ yì zhí liú bí shuǐ.
鼻水がずっと出ています。
具体的に症狀を並べて言えば、医師や薬剤師にすぐに理解してもらえます。
病院での伝え方
台湾では病院に行くと、まず「掛號(診察の受付)」をします。その後、診たい科(内科、耳鼻喉科など)を選んで診察を受けます。
- 我要掛號。
Wǒ yào guà hào.
(受付で)診察の受付をしたいです。 - 我想看內科。
Wǒ xiǎng kàn nèi kē.
内科を受診したいです。 - 醫生,我喉嚨痛,還有發燒。
Yī shēng, wǒ hóu lóng tòng, hái yǒu fā shāo.
先生、喉が痛くて熱もあります。 - 可以開一點藥給我嗎?
Kě yǐ kāi yì diǎn yào gěi wǒ ma?
薬を処方していただけますか?
台湾の病院では、診察後に院内で薬を受け取れることが多く、日本よりもスムーズです。
薬局で薬を買うとき
軽い症狀なら病院に行かずに薬局(藥局)で薬を買う人も多いです。薬局では処方箋なしでも風邪薬や解熱鎮痛剤を購入できます。
- 有沒有治咳嗽的藥?
Yǒu méi yǒu zhì ké sòu de yào?
咳止めの薬はありますか? - 我想買退燒藥。
Wǒ xiǎng mǎi tuì shāo yào.
解熱剤を買いたいです。 - 請問這個一天要吃幾次?
Qǐng wèn zhè ge yì tiān yào chī jǐ cì?
これは1日に何回飲めばいいですか?
台湾の薬局では薬剤師が親切に使い方を説明してくれるので、不安なときは遠慮なく聞きましょう。
日常会話で使える表現
風邪をひいた人に声をかけたり、自分の体調を友達に伝えるときのフレーズです。
- 你看起來好像感冒了。
Nǐ kàn qǐ lái hǎo xiàng gǎn mào le.
風邪をひいたみたいだね。 - 要不要多休息?
Yào bù yào duō xiū xí?
もっと休んだほうがいいよ。 - 早日康復!
Zǎo rì kāng fù!
早くよくなってね!
こうしたフレーズは友人関係でもよく使われるので、覚えておくと会話がより自然になります。
まとめ
台湾で風邪をひいたときは、「症狀をシンプルに伝える」ことが一番大切です。基本単語を組み合わせれば十分に状況を説明できますし、病院や薬局でも理解してもらえます。
台湾独特の「掛號」や「看內科」などの表現を覚えておけば、旅行中でも安心して医療サービスを受けられるでしょう。