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台湾の藥局・買藥で使う中文|症狀・成藥・處方(音声付き)

台北の路地で急に頭が重くなり、藥局の緑の十字看板に吸い込まれた。自分も最初、「風邪薬ください」と日本語のまま言いかけて止まって、「我感冒了」すら出てこなかった。棚には漢字だらけの箱が並び、店員が「哪裡不舒服?」と聞いてくる——症状の中文がなければ、成藥の棚の前で指差しだけになる。

今回は街の藥局(藥妝店・ドラッグストア含む)のカウンターに絞る。病院・診所の掛號・看診の流れや健保卡の深い話は 掛號・看診・健保卡の記事 に譲る。ここでは「入って症状を伝え、成藥か處方箋かを切り分け、用法と禁忌を確認する」まで。

※例文の音声は macOS の台湾華語音声(美佳 / Meijia)で生成した読み上げです。実際の薬剤師の速さ・話し方とは少し違います。

先に結論だけ

藥局の基本は症狀を言う → 成藥か處方箋かを伝える → 過敏・用法・禁忌を確認する。この型があれば、棚の漢字が全部読めなくてもカウンターで会話が始まる。

入店・排隊:藥局の入り口ですること

台湾の藥局(yào jú)は、街角の小さな店から大手藥妝店まで幅広い。処方箋を出すカウンターと、風邪薬・胃薬の棚が同じ店にあることも多い。混んでいるときは番号札や排隊(pái duì)=行列に並ぶ。

請問,這邊排隊嗎?
すみません、こちらに並びますか?

我要買藥。
薬を買いたいです。

我有處方箋,可以領藥嗎?
処方箋があります。薬を受け取れますか?

院内の領藥(lǐng yào)は病院側の話。街の藥局では「買藥」「領藥(處方箋を出して受け取る)」の両方が出る。病院フロー全体は 掛號・看診の記事 を参照。

症狀を伝える:我哪裡不舒服

カウンターで最初に聞かれることが多いのが哪裡不舒服?(nǎ lǐ bù shū fu?)=どこが具合悪いですか? 答えは「我+部位/症状」で十分だ。

我頭痛。
頭が痛いです。

我有一點發燒。
少し熱があります。

我咳嗽,喉嚨痛。
咳が出て、喉が痛いです。

我流鼻涕,鼻子塞。
鼻水が出て、鼻が詰まります。

我肚子痛,想拉肚子。
お腹が痛いです。下痢しそうです。

我感冒了。
風邪をひきました。

熱の数字を聞かれたら「大概三十八度」のように言う。何日前からかは從昨天開始已經三天了で足りる。風邪まわりの病院側フレーズは 風邪の症状フレーズ集 とあわせて使える。

從昨天開始頭痛。
昨日から頭痛です。

已經兩天了,還是咳嗽。
もう2日なのに、まだ咳が出ます。

成藥と處方箋:何を買えるかの切り分け

台湾では軽い症状なら、成藥(chéng yào)=市販の既製品を藥局で買えることが多い。一方、医師が出した處方箋(chǔ fāng jiān)處方が必要な薬もある。自分も最初、「全部処方箋が要る」と思い込んでいたが、解熱鎮痛や胃薬の成藥はカウンターで相談して買える店が多い。

有成藥可以買嗎?
市販薬は買えますか?

我想買感冒藥/退燒藥。
風邪薬/解熱剤を買いたいです。

有沒有治咳嗽的藥?
咳止めの薬はありますか?

這是醫生開的處方箋。
これは医者が書いた処方箋です。

可以照這個處方領藥嗎?
この処方箋どおりに薬をもらえますか?

處方箋を出すときは、紙をカウンターに置き「這是處方箋」と言うだけで通ることが多い。成藥を探すときは症状を先に言い、薬剤師におすすめを任せるほうが早い。

健保卡は藥局で必要?

健保卡(jiàn bǎo kǎ)は主に診所・病院の掛號・看診側の話だ。街の藥局で成藥を現金やカードで買うだけなら、健保卡は通常いらない。一方、健保の處方で薬を受け取る場面ではカードや書類の提示を求められることがある。

我沒有健保卡,可以自費買嗎?
健保卡がありません。自費で買えますか?

需要健保卡嗎?
健保卡は必要ですか?

旅行者・未加入者は自費(zì fèi)で買えるかを聞けばよい。病院での健保卡の使い方は 掛號・健保卡の記事 に詳しい。

過敏・禁忌:先に言う一句

薬をもらう前に、過敏(guò mǐn)禁忌(jìn jì)は先に伝える。聞かれる前に自分から言うほうが安全だ。

有過敏嗎?
(店員)アレルギーはありますか?

我對青黴素過敏。
ペニシリンアレルギーです。

我對止痛藥過敏。
痛み止めにアレルギーがあります。

我現在有在吃藥。
今、別の薬を飲んでいます。

孕婦可以吃嗎?/開車前可以吃嗎?
妊婦は飲めますか?/運転する前に飲めますか?

「わからない成分がある」ときは箱を見せて這個對我有沒有問題?と聞けばよい。自分も漢字が全部読めない日は、成分表を指差して確認してもらう。

這個成分對我有沒有問題?
この成分は私に問題ありますか?

用法:一天幾次・飯前飯後

薬が出たら、必ず用法を確認する。袋やシールに「每日三次,飯後服用」と書いてあっても、口頭で聞くと安心する。

這個一天要吃幾次?
これは1日何回飲みますか?

一次吃幾顆?
1回何錠ですか?

是飯前還是飯後吃?
食前ですか、食後ですか?

可以空腹吃嗎?
空腹で飲めますか?

要吃幾天?
何日分飲みますか?

よく出る答えは一天三次,飯後吃一天兩次,早晚各一次。眠くなる薬なら「會想睡覺嗎?」と聞いておくと、午後の予定が立てやすい。

吃了會想睡覺嗎?
飲むと眠くなりますか?

可以跟其他藥一起吃嗎?
他の薬と一緒に飲めますか?

口罩・その他カウンターで頼むもの

風邪っぽい日や、店頭に並んでいるとき、口罩(kǒu zhào)=マスクを買う/もらうこともある。体温計や絆創膏も藥局で揃う。

可以給我口罩嗎?
マスクをもらえますか?/マスクはありますか?

我想買口罩,一盒多少錢?
マスクを買いたいです。1箱いくらですか?

有沒有体温計/OK繃?
体温計/絆創膏はありますか?

可以刷卡嗎?
カードで払えますか?

会計は餐廳と同じく結帳/現金・刷卡。領収書(發票)が必要なら会計時に伝える。發票の型は 發票・報稅の記事 も参照。

よくある勘違い

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まとめ

台湾の藥局買藥は、哪裡不舒服 → 症狀を短く言う → 成藥/處方箋 → 有過敏嗎 → 一天幾次・飯前飯後 → 口罩/結帳の型で大半が通る。棚の漢字が読めなくても、「我頭痛,還有一點發燒」「有成藥可以買嗎?」「這個一天要吃幾次?」があればカウンターで会話が始まる。自分も最初は指差しだけだったが、症狀の一句と用法の確認が口をついて出るようになってから、夜の藥局でも入りやすくなった。重い症状や判断に迷うときは、藥局で止めず診所の掛號へ回る——その境界も、この記事の外の 掛號記事 とセットで覚えておくと安心だ。

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