戶籍謄本・結婚證明書|台湾華語(台湾の中国語)で窓口の言い方(音声付き)
戸政事務所の窓口で、自分も最初は書類の名前が口から出てこなかった。「戸籍謄本をください」と日本語のまま言いかけて、中文の戶籍謄本と結婚證明書のどちらを先に言うかで止まった。並んでいるあいだに、欲しい紙の名前だけは言えるようにしておきたい。
この記事は窓口で使う言い方だけを扱う。法律の助言ではない。手数料、受付時間、その日に持っていく書類の一覧は書かない。行く事務所と、内政部戸政司の案内で確認する。日本語訳の見本は 戸籍謄本と結婚証明書の日本語翻訳 にまとめてある。訳文の作り方はこちらではなく、あちらのページを見る。
※例文の音声は macOS の台湾華語音声(美佳 / Meijia)で生成した読み上げです。窓口の話し方・速さとは少し違います。
先に結論だけ
- 你好,我要申請戶籍謄本。(nǐ hǎo, wǒ yào shēn qǐng hù jí téng běn)=戸籍謄本を申請したいです
- 我要申請結婚證明書。(wǒ yào shēn qǐng jié hūn zhèng míng shū)=結婚証明書を申請したいです
- 請給我一份副本。(qǐng gěi wǒ yí fèn fù běn)=副本を1通ください
- 需要中文還是英文?(xū yào zhōng wén hái shì yīng wén)=中文と英文、どちらが要りますか?(窓口から聞かれたとき)
- 我需要中文的。(wǒ xū yào zhōng wén de)=中文のほうが要ります
- 這份要翻譯。(zhè fèn yào fān yì)=この書類は翻訳が要ります
- 護照給你。(hù zhào gěi nǐ)=パスポートを渡します
- 我姓田中。(wǒ xìng Tián zhōng)=姓は田中です
- 請再說一次。(qǐng zài shuō yí cì)=もう一度言ってください
- 請問,這是戶籍謄本還是結婚證明書?(qǐng wèn, zhè shì hù jí téng běn hái shì jié hūn zhèng míng shū)=これは戸籍謄本ですか、結婚証明書ですか?
窓口の型は我要申請+書類名 → 中文還是英文 → 一份 → 這份要翻譯 → 護照と名前。受け取った紙の標題を、その場で読み上げて確認する。
戶籍謄本と結婚證明書は別の紙
日本語ではどちらも「証明」に聞こえるが、窓口では名前を分けたほうがよい。
- 戶籍謄本(hù jí téng běn):戸籍の写し。世帯や身分の記載が載る紙
- 結婚證明書(jié hūn zhèng míng shū):結婚を証明する紙。戸籍謄本そのものではない
内政部戸政司の「登記婚問答題」Q11には、結婚登記のあと、中文または英文の結婚證明書を戸政事務所で申請できること、あとからはいずれの戸政事務所でも申請できること、結婚の記載がある戶籍謄本(中文・英文)でも証明にできること、が書いてある。規費がかかるとはある。金額はそのページにないので、ここには書かない。受付時間と、本人が持っていく書類は窓口で確認。
同じQ11には、本人以外が取りに行くときは委託書などが要る、ともある。誰が窓口に立つかで中身が変わる。詳細は公式のQ11と、当日の窓口に任せる。
我要申請戶籍謄本。
戸籍謄本を申請したいです。
我要申請結婚證明書。
結婚証明書を申請したいです。
兩個都要。
両方ください。
結婚の事実が戸籍謄本に載っていれば足りるのか、結婚證明書という標題の紙が要るのかは、提出先によって違う。この記事では判断しない。提出先の指定が手元にあれば、その字を指して我要這個と言う。
中文か英文か、翻訳が要ること
Q11にあるのは、役所が出す中文と英文の話だ。日本語訳は、その英文とは別物。訳す元に中文が要るなら、窓口では「我需要中文的」と言う。英文だけで足りるかは、提出先と窓口で確認する。
需要中文還是英文?
(窓口)中文と英文、どちらが要りますか?
我需要中文的。
中文のほうが要ります。
中文和英文都要。
中文も英文も要ります。
這份要翻譯。
この書類は翻訳が要ります。
我要中文的,因為要翻成日文。
中文が要ります。日本語に訳すからです。
「翻譯してください」は、戸政事務所への日本語訳の依頼ではない。自分はあとで訳す、または訳してもらう、という意味で使う。訳語の対応は 戸籍謄本と結婚証明書の日本語翻訳 を見る。窓口で日本文をその場で作ってもらえる、とは書かない。できるかは窓口で確認。
副本・パスポート・名前
通数が要るときは一份(1通)、兩份(2通)。副本は「控え・コピーとしてもう一通」の感じで添える。窓口が影本と言うこともある。聞き取れなければ、指で本数を示して一份と言い直す。何通までその場で出るかは窓口で確認。
請給我一份副本。
副本を1通ください。
請給我兩份。
2通ください。
一份就好。
1通で大丈夫です。
身分を聞かれたら、パスポートを差し出しながら短く言う。パスポートが必ず要る書類だ、とここには書かない。聞かれたときの渡し方だけ覚える。
護照給你。
パスポートを渡します。
我姓田中。
姓は田中です。
名字是田中。
名前は田中です。
ローマ字を書かされるときは、パスポートの綴りを指す。跟護照一樣(パスポートと同じです)で足りることが多い。印鑑を求められたら、持っていなければその場で我沒有印章と言い、簽名でよいかは窓口で確認する。
我沒有印章,可以簽名嗎?
印鑑がありません。サインでよいですか?
聞き返す
番号や日付は一回で聞き取れなくてよい。紙を見ながら聞く。
請再說一次。
もう一度言ってください。
請問,這是戶籍謄本還是結婚證明書?
これは戸籍謄本ですか、結婚証明書ですか?
請寫在這裡。
ここに書いてください。
這個我看不懂,請再說明。
これが分かりません。もう一度説明してください。
渡された紙の一番上の標題を、声に出して読む。違っていれば、その場で我要的是結婚證明書のように、欲しかった名前へ戻す。帰ってからでは言葉が要らなくなる代わりに、もう一度並ぶ。
会話例:田中が両方を頼む
仮に田中が、中文の戸籍謄本と結婚證明書を一つずつ頼むときの最短ルート。事務所の名前や時間は入れない。
田中:你好,我要申請戶籍謄本。我還要結婚證明書。
こんにちは。戸籍謄本を申請したいです。結婚証明書も要ります。
職員:需要中文還是英文?
中文と英文、どちらですか?
田中:我需要中文的。這份要翻譯。
中文が要ります。この書類は翻訳が要ります。
田中:請給我一份副本。護照給你。我姓田中。
副本を1通ください。パスポートです。姓は田中です。
田中:請問,這是戶籍謄本還是結婚證明書?
これは戸籍謄本ですか、結婚証明書ですか?
職員の質問が飛んだら、請再說一次で止めてよい。全部を一度に完璧に言わなくてよい。
よくある勘違い
- 戶籍謄本=結婚證明書:別の書類名。両方欲しいなら兩個都要と言う
- 役所の英文=日本語訳:Q11にあるのは中文と英文。日本語訳は別作業で、翻訳のページ側の話
- 這份要翻譯=窓口で日本文を作ってくれる:自分が訳す必要がある、という説明。対応できるかは窓口で確認
- 副本の通数や手数料は記事の数字で足りる:金額も時間も書かない。窓口で確認
- 護照給你と言えば必要書類は終わり:渡し方の一文にすぎない。何が要るかは案件と窓口による
- どの戸政事務所でも同じ紙が必ず出る:結婚證明書の事後申請は任一の事務所、とQ11にある。個別の記載や代理は窓口で確認
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まとめ
戸政事務所では、我要申請戶籍謄本と我要申請結婚證明書を分けて言う。言語は我需要中文的、這份要翻譯。通数は請給我一份副本。身分を聞かれたら護照給你、我姓田中。受け取ったら這是戶籍謄本還是結婚證明書で標題を確認する。手続きの可否、手数料、時間、必要書類は窓口と戸政司のQ11で見る。日本語の訳語は翻訳のページへ。自分も最初は書類名で止まったが、二つの名前と「中文が要る」だけ先に言えれば、窓口の質問には返しやすくなった。

