アジアが舞台の小説

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戦後沖縄の状況とコザ市を舞台にした戦果アギャーの物語「宝島」は日本人が読むべき一冊

戦後沖縄の状況を嘉手納基地の戦果アギャーの人生に沿って鮮明に強烈に綴った宝島という本を旧正月に一気読みしてしまった。‬ 現代にも続く沖縄の米軍基地問題の始まりとなる戦後のアメリカ統治下の沖縄を、1945年の沖縄戦を生き抜いた若者がどう生きたかを描いた作品で、今まで沖縄の視点から日本やその歴史を見る機会があまりなかったのでもう一つの視点を持つきっかけをくれた、自分にとって素晴らしい一冊‬になった。
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九龍城が舞台のピカレスクロマン小説「墓頭 (ボズ)」の紹介と感想

 (adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({});   関西国際空港から台北への帰りに空港の本屋でカバーに惹かれて手にとった本がこの墓頭。内容紹介を見ると「香港」の文字があっ...
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未必のマクベス 書評 – アジアを飛びまわって仕事をする全ての中年男性に胸を張ってオススメしたい小説

 (adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({});   きっかけ タイトルでは「アジアを飛び回って仕事をする全ての中年男性」と書いたが、女性や青年でも皆に読んでほしいも物凄く一押...