エンジニアやテック企業に人気の「.IO」ドメインの簡単な価格比較。
「.IO」はイギリス領インド洋地域に割り当てられている ccTLD (Country Code Top Level Domain / 国別コードトップレベルドメイン)で、Indiana Oceanを表すのだが、Input と Output の頭文字としても見て取れるのでギークなエンジニアやスタートアップでも使われ始めている。それに覚えやすいし。(.IOのレジストリはNIC.IO)
例えばこんなウェブサイトで .IO が使われている:
- lisk.io (Binanceによるランキングにも上位に位置するブロックチェーン関係のプロジェクト)
- Cex.io (暗号通貨取引所)
- Atom.io (テキストエディタ)
- Kraken.io (イメージプロセッシング)
Googleで「.io」で検索してみるとわかるが、最近はスマホアプリやオンラインゲーム関係、ブロックチェーン関係のドメイン名として使われている印象。
.IO ドメインを買いたい場合は、ドメインレジストラでの購入が必要。一番安い順に5つほど並べてみる。
Gandi.net – 3,690円~3,971円
GoDaddy – 5,487円~6,836円
(GoDaddyでは為替のせいか見るたびに料金が微妙に変わってる)
お名前.com – 6,480円
上記はドメイン名のみの価格で、レジストラによってはSSL証明書使用やドメインを利用したメールアドレス使用、Whoisでの情報保護、リダイレクト設定に追加で料金がかかったりする。知ってる中で上にある Gandi.net はこういうドメイン名関連のサービスを全て無料で使用できるからお得。NamecheapもWhois保護やリダイレクトなども無料で使用できる。
上記レジストラにより料金に差があるのは、.IO のレジストリからの卸価格が多少異なるか、レジストリから直接卸していないか、ユーザーをなめていてあえて料金を高くしているか、などレジストラによって理由は異なる。ただ、最終的な商品 (.IO ドメイン) という点では同じ。レジストラによってDNSレコードの編集ページの使いやすさやドメイン名周辺サービスの使い勝手や料金が異なるから注意は必要。気がついたら追加で色々サービスを購入しないといけなかった、とかドメイン名の期限が切れても一般にドメイン名が再度リリースされない、など色々道徳的にグレーなサービス設計なレジストラもある。
(ちなみにここでは「.IO」ドメインの使用を encourage するために書かれたものではない。現時点で改善はしているだろうが、このような事例もあるので、プラットフォームサービスでの利用は控えるか少し入念に調査したほうがよいのかもしれない)
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