30近くなったおっさんになると少なくとも月イチで銭湯行ってサウナ入りたいもの
写真多め。
北投、新北投に何がある
北投には「巫女」を意味する現地の言葉でパッタオという集落があった平埔族の中のバサイ族という台湾原住民が住んでいた、というのが我々の知る北投の始まり。「パッタオ」という音から「北投」という文字が当てられたらしい。
現在の新北投駅近くには戦前時代に使用されていた駅舎や巫女を題材にしたボードゲームが展示されていた。
ちなみに台湾原住民は中国が明や清の時代よりももっと昔から台湾に住んでいた人たちで、ポリネシア系の人たちを指す。第2次世界大戦前の日本軍と台湾原住民の壮絶な抗日運動をもとにしたセデック・バレは日本人なら見ておいたほうがいいかもしれない。
新北投にはぱっと思い出すだけで色々アトラクションが思い浮かぶ。
- 無料足湯
- 温泉
- 博物館
- 図書館
- 地熱谷
- 温泉宿
4-5日間台北に観光に行く人がいたら、一日くらい新北投の温泉宿に泊まって台湾の温泉を堪能してもよいかもしれない。日本っぽくて海外にいる気があまりしないかもしれないが。
温泉地がある新北投までの行き方
新北投までは淡水信義線(赤いライン)で北投駅まで行き「新北投駅」行きの電車に乗り換えればよい。(ちなみに私の住んでいる大安駅からはMRTで40分くらいだった)
北投駅の新北投駅への乗り換えにて。
こんな可愛い電車が出迎えてくれる。
地図はこちら。
新北投駅周辺
駅からで右手の道路を渡ると手湯広場がある。これがまたいい感じのぬるぬるさで肌に良い感触を醸し出しています。
駅から歩いて5分ほどのところには足湯があり大勢で入れるそうです。(まだ行ってないので次行った時に更新します) 駅周辺には昼ごはん晩ごはんを食べる店やタイミングが良ければフリマや手作り工芸品の販売なんかもやっている。
地熱谷こんなところ
硫黄混じりの水蒸気が一年中立ち込めている、箱根を思わせる小さい湖がこの地熱谷。
要するに、
- 地熱谷は火山噴火前にできた地下深い谷から湧き出しており、水温は約90度以上。昔から大衆に解放されていたので、温泉で卵を茹でたり、観光客が火傷をしたり、温泉が汚染したので93年から保護管理が進んだ。
- 北投の温泉は火山の気体と地下水が混じってできたもので、ラジウムを含む硫黄タイプの温泉である。色は翡翠のような淡い緑色で、長い年月をかけて結晶化した「北投石」は珍しい希少な鉱物である。
- 北投の温泉はリハビリなど療養効果がある。
皆さんぜひ行ってみてはいかがでしょうか。
地熱谷までの行き方
駅から出て横断歩道を渡って後援の右手から丘を登っていくイメージ。
日本の旅館「加賀屋」も新北投に旅館を展開している。従業員の人たちは本店でトレーニングを積んだ人たちらしく、接客も日本式みたい。もし日本に帰りたくなったらここに泊まろうと思う。
小川沿いを登っていく。
至るところに日帰り温泉や温泉宿がある。
坂を登りきると車道の折り返し地点。ここを少し上に上がっていけば地熱谷がある。
ちょっと箱根っぽい。そんなに品はないがお土産や温泉卵や茹でものなど温泉ならではのシャオツーを買えたりする。
地熱谷の入り口。
他に行ったところ
熱海飯店の温泉
今回行った温泉 は新北投駅から地熱谷のほうへ歩いて15分ほどのところにある熱海飯店の日帰り温泉に行ってきた。
ホテルに入って受付で「泡溫泉可以嗎? (Pào wēnquán kěyǐ ma)」(温泉入ってOK?) と聞くと案内してくれる。おそらく他のホテルでも同じ要領で大丈夫。「請問幾位呢? (Qǐngwèn jǐ wèi ne?)」(何人?)とか「幾位(jǐ wèi)」(何人?)と聞かれたら、「一位 (yī wèi)」(一人)、「兩位 (liǎng wèi)」(二人)と答えましょう。でもこういうホテルだと日本語で対応してくれる場合もある。
受付で温泉の案内を受けて、温泉入り口まで行き、そこで鍵付きのロッカーに荷物を入れて温泉に入ることになる。
新北投の温泉は日本に比べると高い。相場は300元から1000元ほど。台湾の人たちは公衆浴場に慣れていないので、家族やカップルで来て個室温泉に入るケースも多い。個室温泉の場合だと値段が1.3~1.5割増しになったりする。
自分が今回入ったのは300元の公衆浴場で10人くらいが入れる湯船が一つだけのところ。17時くらいに入ったのだが、出る準備をしていたおじいさん一人だけだったのでほとんど一人貸し切り状態だった。清潔感はまぁまぁある。
北投図書館
こちらも有名な台北市立図書館北投分館の中。全貌は世界建築めぐりのサイトから見れます。
世界で美しい図書館20選にも選ばれたという北投図書館。木造で落ち着く雰囲気、椅子机が至るところにあるから落ち着いて読書したり勉強できたりする。この日も受験生っぽい学生がたくさんいた。自分みたいなおっさんは温泉帰りの湯冷ましに立ち寄るのに最適。また行こう。
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