英検1級 2次試験の対策方法と英語学習に使えるウェブサービス、アプリについて

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英検一級二次試験について

複数フォローしている言語学習系アカウントが英検一級の結果発表があったとツィートしているのを多くみかけたので自分が受験した頃の試験の感じと、こういう風に日頃から過ごしていれば対策になるなと思うことがあるのでここに書いてみる。

あと英検キーワードでこのブログに来てくれる方々もいるので何か深掘りした内容を共有できればと思う。

ちなみに自分は過去に英検協会さんと仕事を一緒にさせてもらったことがあり、そのときに腕試しに受けた。

英検1級 1次試験 - 超ぎりぎり合格 (自己採点と感想)
最近はネットで受験結果を見られるようになって便利です。英検1級 一次試験受験結果もこの通り、初受験超ぎりぎりで合格した。

英検1級を取得することで得られる実益は大きいところでこの3つ。

  • 大学入試で有利
  • オーストラリア、米国の大学留学に使える
  • 通訳ガイド試験の英語試験が免除される

高校生の頃に準1級や1級を取ると受験が楽になるが、社会に出た後に英検を取ることは自分の英語力の力試し、幼い頃憧れた英検1級に挑戦、のような精神的なものや英語学習が好きな人向けの試験である側面が強いと思う。

実際英検は級が高くなってくるとTOEICよりも総合的な英語を使う能力を図ることができるというのが自分の意見。

試験の流れ

数年前に英検1級を受験したすぐ後に書いたメモによると、以下の流れであった。

  1. 挨拶
  2. 普段は週末何してるの? (1-2分)
  3. 机に置かれた紙に書かれているテーマ5つを読む
  4. 一つを選んで3分ほどスピーチ
  5. 日本人とネイティブの試験官から自分のスピーチ内容と意見について4-5つほど質問される
  6. 終わり、挨拶して退出

 

英検1級 2次試験 - 合格 (スピーチ内容と質問について)
ということで、2016年6月に受けた英検1級は合格しました。 英検1級の合格率が10%程度で、加えて一回で受かったから優秀なほうかも。

日常的に英語を聞く、理解する、使うことを目標とした生活をおくる

「日常的に英語を聞く、理解する、使うことを目標とした生活をおくる」ということで「それができたら苦労しない」という声が聞こえてきそうだが、そういう人は本当にそうしようと努力していないと言い切れる。参考書を捨ててどうすれば「日常的に英語を聞く、理解する、使うことを目標とした生活をおくる」ことができるかを一度本気で考えて実践してみるべき。

英語を「英語」という科目として付き合うのではなく、好きな映画やアニメなどで英語で話されているものと付き合う姿勢に意識して変えていくように頑張る必要がある。

受験英語で文法的な知識はあったが、自分が英語を本当に学び始めたのは、アラバマに着いてからだった。月並みだが当時英語をよく吸収できてよかったと思う日常で結果的に効果的な学習になったのは以下。

  1. 友人との英語チャット (当時はMSメッセンジャーが大学生の標準チャットツールだったので、朝起きたらチャットにログイン、学校終わった後にチャットにログインしていた。今は色々SNSがあって便利)
  2. テレビ (ドラマ、過激なリアリティTVショー)
  3. 映画DVD (3ドルくらいで比較的新しい映画を購入することができたのでほぼ毎週買って見てた。一つの映画につき5-10回は見る。一回目は字幕なしで全て英語、二回目は英語字幕ありで通しで見る、三回目は字幕付きでもわからない表現や新しい表現があったら都度停止して辞書をひいてメモ、これを繰り返して友達と話すときに実際にその表現を使ってみる、を繰り返した)
  4. 友達とのハングアウト

授業や英語自体の学習で英語話せるようになった実感はないので、やはり自分がある程度楽しんで映画やドラマを見たり、友達との関係作りができるようになったほうがよい。英語ができるようになるための努力をするのではなくて、「自分が英語が話されているコンテンツを楽しめる、英語でしかコミュニケーションを取れない人との会話を楽しめるようになる」ということを目標に学習なり日々を過ごすと見えてくるものが変わってくると思う。気づいたときには英語はある程度身についているはず。少なくとも「わからないことがわかる」状態になって自分で解決策を見つけられるようになる。

この時代、言語交換アプリや出会い系アプリを有効活用するべき

また、HelloTalkTandemなどの言語交換アプリやTinderなど出会い系アプリで日本人以外の人とつながりチャットでやり取りすることをおすすめする。言語交換アプリでも出会い目的だけの危ない奴らが結構いると聞いたので特に女性は注意が必要だが、マッチング後の挨拶、軽い自己紹介、今何してる、週末何してるか、などは普通に英語圏で暮らしているときに行うことだし、英検1級2次試験の触りでも同じように試験官と会話しないといけないので練習としてちょうどいい。

まず自分が知っている表現だけでやり取りし、相手の表現を吸収して別の相手ともやり取りし…というのを繰り返していくと、やり取り自体に慣れ色んな言い回しも身につく。自分と合わないと思った相手とはやり取りする必要ないし。

ある程度信頼関係が築けた相手とは普通の日常会話だけではなくて、その相手の国で起こったニュースを話題に上げて意見を言ったり聞いたりしてやり取りをするとより勉強になる。自分が女性で相手が男性だと少なからず下心があるのでチャットが続く人は多く、継続的に新しい人に自分が学んだ表現を試せるし、恋人を作りたいのであれば恋人を作ることをモチベーションにしてもよいと思う。

おすすめ英語学習ツール

上記以外で、以下は個人的に英語を楽しむため、コンテンツを楽しみながら文脈で英語を学ぶために使ったことがあるツール。

Hulu (フールー)

上で書いた映画DVDを使った学習は今は古いので、Huluなど動画サービスを月額課金(数百円)して好きなだけ見ることができる。(昔買ったDVDは実家で眠っている)

数年前に米国ドラマ「Hero」の最新エピソードが始まった時にHuluでずっと見てた。現在は英語字幕機能もあるようで、「英語字幕」で検索すると字幕が英語で視聴できる映画がいっぱいでてくるので、そういった映画で自分が好きなものを何回も見るとよい。

大抵の英語の映画は北米英語だけではなく色んな国の人の英語が聞けるから何回見てもためになるはず。

(最近映画館で見た John Wick Episode 3 なんかは特にそうだった)

ジョン・ウィック: パラベラム (John Wick: Chapter 3 - Parabellum) を見てきた感想
(adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({}); 台湾ではたいていアメリカでの公開と同時期なので多くの映画が日本より早い時期に公開される。日本では2019年10月公開。キアヌ・リーブス好き...

EnglishCentral (イングリッシュセントラル)

自分がまさにDVDでやっていた学習方法をEnglishCentralでできる。動画を見て、わからない単語があったら字幕をタップ、わからない単語を改めて学んで、その文章を発音練習、その後その動画の内容を教材として講師と英会話レッスンを受けられるサービス。

EnglishCentralはとりあえず無料で動画学習ができる機能があり、無料体験レッスンがあるので受けてみるとよい。自分は英検1級2次試験前に、オバマ大統領の核兵器についてのスピーチの動画を教材としてレッスンを受けた。

英検1級2次試験対策 書籍

本がないとなんとなく不安な人もいると思う。自分もそういう人の一人で、自分が英検1級2次試験を受ける前に焦って買ったのがこちらの一冊。

 

この投稿で紹介した方法 (英語学習を目的手段とするのではなくて、英語が話されているコンテンツ自体を好きになる方法を自分で見つけてそのコンテンツを楽しめるようになる、英語でやり取りができる人とつながり欠かさずチャットする、オンラインレッスンを受ける等)で本当に英検1級2次試験は簡単に合格すると思う。

自分はネイティブスピーカーではないが毎日ほぼ英語か簡単な中国語しか話さないため、真摯な学習者の視点や態度が欠けていってることを自覚している。なのでこうやって定期的に言語学習について投稿して真面目に学習を続けたい。

 

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