ジョン・ウィック: パラベラム (John Wick: Chapter 3 – Parabellum) を見てきた感想

映画





台湾ではたいていアメリカでの公開と同時期なので多くの映画が日本より早い時期に公開される。日本では2019年10月公開。キアヌ・リーブス好き、アクション好きなら見にいくべき。自分は自宅テレビで度々流れるJohn Wick Chapter 2 を数回見ていたので Chapter 3 の物語にすんなり入ることができた。

3の物語は2の直後から開始するのだが、2の最後にマフィア連合組織みたいな裏社会から破門にされ1時間後に多額の賞金がつき命を狙われ始める John Wick  がニューヨークの公園を走り去る間に周りの人達の携帯電話が一斉に鳴り出し(これで組織の息がかかった人間がそこら中にいて周りが敵だらけだとわかる)、ほんまにこれ生き残れるんかこれとハラハラな感じだったが、「これは漫画や」と気づき気楽に安心して見れた。

以下まとまりのない書きなぐりですがご了承ください。

予告編はこちらから:

予告編の最後にある “All This For What? Because of a Puppy?” – “It was’t just a puppy.” は第一作目で殺された愛犬のことかな。妻が死んだ後可愛がっていた犬が殺されて今作に続く一連の戦争が始まった。

タイトルに入っている Parabellum の意味はラテン語の “Si vis pacem, para bellum”から来ていて、If you seek peace, prepare for war. から来ている。para が prepare (準備)で、bellum が war (戦争)の意味。”If you seek peace, prepare for war.” は映画の中でも誰かが言っていた(はず)。

excommunicado (エクスコミュニカド、破門)になり全世界の標的になったJohn Wickが本でも馬でも使えるものは何でも使い尽くし人を殺し、恩人も度々犠牲にし指も犠牲にし正面突破で高みへ駆け上がり、どん底に突き落とされるという20年前の少年漫画のストーリーを実写化したような映画。周りは全部敵だから余計な駆け引きなしに頭は使わず爽快で楽しく見れる。

どんな映画かを漫画で例えるとワンピース (大群に襲われ致命傷を負っても持ち前の強さと運で絶対に死なない)、ドラクエに例えると始まりのアリアハンから一度も全滅せずにゾーマまで辿り着いてエンディングいったかと思いきや続きがあった、みたいな感じ。

2014年の一作目、2017年の二作目に続くJohn Wick 3 はシリアスなアクションとコメディを融合した新世代ジャンルな映画。約5ヶ月間のキアヌの武術や武器のトレーニングを経て撮られた今回の映画は前作よりもアクションが多く、迫力があり、前作からの「泥臭い本物の殴り合い」と「腰の入ったまじもんの発砲」がより高いレベルになっている。メイキング動画を見ると映像の98%はキアヌ本人がアクションを演じているとのこと。52歳には決して見えない今作のJohn Wickの相棒ハル・ベリーは半年以上のトレーニングを行ったらしい。こういうの一昔前20年前のアジアならジャッキーチェンが主役でちゃちゃっとカンフーしてもっとコメディ寄りになってたはず。

映画中にはマトリックスオマージュと思われるシーンが多く存在する。例えばマトリックスリローデッドのキーメイカーを演じたアジア人のおっちゃんがJohnを助ける役で出てきたり、モーフィアスを演じたローレンス・フィッシュバーンがJohnを助ける役で出てきたり、Johnが”Guns… Lots of guns”と言ってたり(マトリックスでもモーフィアス救出の時に言ってた)。

次回はキアヌ・リーブスとローレンス・フィッシュバーンのMatrixコンビによる壮大なカタルシスが予想される John Wick Chapter 4 が今から楽しみ。

ちなみに映画館はこちら台北の南京復興と忠孝復興の中間にあるBreeze 微風廣場で22:30から。映画見た後徒歩でうちに帰れるのは良い。

 

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