【台南の安平観光】德記洋行博物館で歴史を感じ、觀夕平台で夕日を見る

旅行






 


2018年4月に一人旅で行った台南の安平、德記洋行、観夕平台について少し紹介。台南に初めて行く人におすすめ。

台南の安平、德記洋行について

德記洋行 (Deji Yangxing)は中国が清朝の時代に開港した港である台南の安平に建てられたイギリスの貿易会社の建物である。イギリスはここを拠点に砂糖や茶の貿易を行い、日本が台湾にいた時代には塩業会社の建物として使われていた。戦後1979年に台南市によって改修されて博物館として一般公開されている。

德記洋行はまだ法人(德記洋行股份有限公司)として活動している状態で台北にもオフィスがある。

この地域は安平(アンピン)と呼ばれ、台湾の原住民以降の歴史が始まった台湾最古の街である。街並みは我々からみてもどこかノスタルジックで、穏やかな空気が流れ、周囲の建物はどこか歴史を感じさせる。ちなみに以前投稿したCourseraで中国語を学べる台湾大学提供のコースから安平の歴史について中国語で学ぶことができます。

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英商德記洋行(台灣開拓史料蠟像館)

現在博物館として公開されている英商德記洋行(台灣開拓史料蠟像館)に入り、見学することができる。台南は台湾の昔の首都であるだけに中国が明清時代の歴史的な資料もたくさん現存する。

当時九州の日本の貿易船が台南にも立ち寄り交流や貿易が行われていて、中国人と九州人が台南で銀の貸し借りをした証書なども展示されていた。上の写真には以下のように書かれていて、1626年にやり取りがあったことがわかる。

Chinese Merchant Huang Sanguan Borrowed Silver from Nakano Kohyoe, 1626

ちなみに1626年は中国は明の時代で、日本は江戸時代初期徳川家光の時代である。

こういった3-400年前からの歴史を感じることができる品々や当時の台南での貿易の詳細、日本とどんな関係であったかを知ることができるので非常におすすめの博物館。自分もまた行きたい。

英商德記洋行(台灣開拓史料蠟像館)の場所はこちら

名前;英商德記洋行(台灣開拓史料蠟像館)
住所:台南市安平区古堡街108号

安平樹屋

德記洋行の真横にはガジュマルが育ちに育った空間があり、季節ごとに開催されている写真展やお土産屋さんがある。ガジュマルが広がる安平樹屋はアスレチック感覚で子供と一緒にくると良いかもしれないが、このガジュマルという植物に特別な興味がない限りすぐに飽きてしまうかも。

観夕平台

德記洋行、安平樹屋から海側へバスで一本15分、またはタクシーですぐに行くことができる観夕平台というビーチがある。近くには夜市にあるような屋台があるので日の入りのタイミングでここに到着して、屋台でおやつを買って海岸沿いを歩いて落ち着いたところで腰を下ろすとよい。

観夕平台の場所はこちら

名前:觀夕平臺
住所:708台南市安平區漁濱路

その他、台南の個人的おすすめスポット

  • 蔡三毛豬血 (赤崁楼近くにあるご飯屋さん。場所はこちら) … 右上の写真にあるような、豚の血を使ったお餅や内蔵を使ったスープなど素朴で美味しい台南料理を味わえる。
  • 神農街 (場所はこちら) … 清朝時代や日本が台湾にいた頃の家屋や雰囲気を味わえる風情のある街並みが広がる。リノベされたレストランやお土産屋さん、夏にいけば左上の写真のような大量マンゴーのかき氷を格安で食べることもできます。
  • 国立歴史博物館 (場所はこちら) … 日本人なら一度は行くべき博物館。台湾の生物学的地理学的な始まりから、原住民について、明清時代について、日本がいた頃について、そして中華民国について。台湾で最初に書かれた文字は「原住民の言葉を西洋諸国が(多分オランダ)が西洋の言語で書き取ったのが最初」という事実が面白い発見だった。台湾島は移住や被侵略の歴史の連続で様々な人種が住むニューヨークもびっくりの「人種のるつぼ」である。趣味の一つが歴史博物館巡りで香港や台北の歴史博物館にも何度か見学に行った。またブログでまとめたい。

 

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