台湾で住宅を購入して住み始めてから約2年経過後の所感 | 台湾移住6年目、台中西部の田舎での生活

生活




台湾移住について (台湾在住6年目)

おかげさまで、2018年に台湾に移住してから5年以上が経ち、移住当初と比べるとより良い生活や仕事ができるようになっています。

現在はこのブログ記事を書いたときに勤めていた会社は辞め、別の会社でフルタイム勤務しています。基本リモートワークで、必要に応じて台北や東京にあるオフィスに出張させてもらっています。

私の台湾移住の詳細については過去記事をご確認ください。

ビザは配偶者ビザなので、台湾内では役所の許可を取る必要なく雇用を受けることができる状態です。永住許可証も申請できるようになったので来年の更新のタイミングで居留証を永住許可証に変えようと思います。

台湾に移住したい人(特に単身者)は、大きく分けて下のような方法で移住することができます。他にもありますが、以下が大半だと思います。日本の富裕層の方は台湾への移住はあまりなさそうなので除外。

  1. 台湾に拠点がある企業にビザサポートをしてもらい台湾に移住する (ただし、転職をするとビザサポートがなくなる)
  2. 台湾で大学の語学学校や大学などに通う(台湾の学校がビザサポート)、そして台湾人と付き合って結婚してビザを配偶者ビザに変える
  3. 台湾人と出会い結婚して台湾移住して配偶者ビザをもらう (就労許可証なしで台湾で雇用されることができる)
  4. 台湾で起業する (起業家ビザを取得する)
  5. 就業ゴールドカードを取得する

自分は上記1で台湾に移住し、その移住した年にたまたま今の妻と出会い、数年後上記3に移りました (就業ビザは3年有効だったのでその期限前に配偶者ビザに変更)。現在は滞在5年以上が経っているので、永住権の申請ができる状態です。次回居留証を更新するときに永住居留証に変えたいと思っています。

台湾で雇用されてお給料をもらうと、手取り給料が日本と比べて格段に多いということに気づきます。一般的な台湾の給料基準ではなく、ある程度経験やスキルがあり日本や欧米の給与状況を給料基準にできる場合は日本で就業するよりも手取り給料面で得するのでおすすめです。日本では年収の3割ほどが税金や社会保険などで手取りから引かれますが、台湾では日本と比べて税金の種類が少なく、控除制度も充実しているので、手取りから引かれる金額は年収の1割かそれ以下に抑えることができます。

台湾で一軒家 (戸建て、透天) を購入

2021年に台湾台中西部の新築住宅を購入しました。初期費用やローンについてはこちらの記事に少し詳しく書いているので気になる方はこちらをご確認ください。

台湾の田舎で住宅 (戸建て、透天) を購入しました。購入費用やローンについて簡単にご共有
現在住んでいる台中西部の清水区に妻と自分の希望に合った新築住宅があったので去年の11月に購入しました。内見をしてから約2-3週間でローンや諸々が完了したスピード決断と行動でした。ちょうど自分が転職をするタイミングだったので比較的自由に行動できる時間があり、内見や契約について平日でも妻と一緒に行動して意思決定できたのでよかった。

ここの購入前は家を買うなら台中市中心部で買うべきと思っていましたが、現状自分はリモートで仕事できるし車もあるので中心部に住む必要はないかな、毎日出歩くわけでもないし、という感じです。台中市中心部までは車で40分ほどか、家の近くからバスで1時間ほどなので必要に応じて都市部に出られるので不便はない状態です。

家の近くには全聯という台湾のスーパーやコンビニもあり、原付きバイクで5-10分ほど行ったところに朝、昼、夜ご飯を買う場所もあります。車で10分ほど行ったところには三井アウトレットモールがあるので日本的な料理も気軽に食べにいけます。おそらく台湾女性にしては珍しく、妻が色々料理を作ってくれるので家で食べる時も不自由は全くないです。

台湾では田舎でも住宅価格はまだ上昇傾向で少なくとも価格が自分の購入金額より下がることは当面なさそうなので投資的観点からもここで良かったと思っています。戦争が起こってここが戦場にならないことをただただ祈ってます。

台湾で一軒家を買って住み始めて生活はどう変わったか

前回の記事から変わったことといえば、

  1. 子供が保育所に通い始めた
  2. 監視カメラを設置した

くらいで、あまり大きな変わりはないかなと思います。

子供が保育所に通い始めた

2023年になり、子供が家の近くにできた保育所に通い始めました。私立保育所で質が良いからか、毎月の金額は約10万円です。台北の保育所よりも高い?子供がいると補助金を月に5,000台湾ドル (日本円で23,000円ほど) で子供が6歳になるまでもらえますが、それでもかなり高い印象です。

2023年10月からはその保育所系列の幼稚園に通うことになっています。徒歩3分くらいで行けるので便利なのですが、子供の送り迎えの時間帯になると保護者たちの車でちょっと混雑して危ないので市や区に歩道を作って欲しいと言いたいところ・・・。そういった意見を言える連絡先を探したのですがなかなか見つからなかったのでまた探そうと思います。

監視カメラ設置

下に少し書いていますが、家の近くでアホみたいな車の事故があったり、数年に一回家族を連れて日本に行き家を空けることがあるので、監視カメラを5台ほど設置しました。1階ガレージ/玄関部分に2つ、二階に2つ、4階に1つつけています。これら5つの監視カメラからの映像をスマホアプリから見られるようにして、インターホンのカメラからの映像もスマホで常時見られるようにしているので結構便利。

台湾田舎生活の生活費

生活費は妻に管理してもらっています。自分から妻に月35~40万ほど渡し、その中からローンの支払いや保育所の支払い、食費などの生活費などの支払いにあててもらっています。その中から余ったら妻側で貯金して、子供の口座にも貯金してもらっています。自分のほうでも妻に渡さなかった分の金額は自分の懐に入るので、その分で書籍を買ったり自分の勉強に当てたり貯金したりしています。台湾にいると毎年結構貯金できます。ちなみに台湾の証券口座は持っているのですが、面倒でまだ手を付けていない状態です・・・。

家のすぐ近くで車事故

自分が住んでいるところは車の通りは少なく、住宅が並ぶ路地になっているので自動車事故はかなり起こりにくいのですが、今までで三件事故が発生していました。

一件目は、おばあさんが運転する原付きバイクと自動車の接触事故。

二軒目は、反対車線からの車が前方からくる車の側面に衝突するというわけのわからん事故。

三件目は自動車全損事故のようで、十字路での衝突事故。

台湾での平均的自動車運転リテラシーは目を見張るほど低く、マナーが悪い人がかなり多いです。それを改善しようという動きは若干あるものの、そもそもマナーは悪いことが当たり前と捉えている人が大多数なので、どうしようもない状況です。

こちらはうちの近くで同じ日に遭遇した交通違反です。

台湾は安全じゃない。交通事故や外で歩く時は気をつけて

日本台湾交流協会台北事務所から3カ月に一回送られてくる台湾の治安状況についてのメールから一部抜粋させてもらいます。

犯罪の傾向
(1)主な犯罪の発生件数
内政部警政署の発表によると、2023年1月から6月までの刑法犯の発生件数は12万447件であり、前年同期と比較して3.3%増加しています。
台湾は安全だと考えがちですが、実際には依然として多くの犯罪が日々発生しており、特に詐欺の被害等が大きく増加傾向にある状況も見られますので、引き続き油断することなく、台湾が海外であることを忘れずに防犯意識を高めるよう心掛けてください。
また、主な犯罪の発生件数は以下のとおりですので、被害防止の参考としてください。
刑法犯総数 12万447件(前年同期比 3.3%増)
うち殺人   58件(同 上 31.8%減)
うち強盗   68件(同 上  1.4%減)
うち強制性交 46件(同 上 27.8%増)
うち窃盗  1万8,616件(同 上 2.1%増)
うち詐欺  1万6,499件(同 上 25.1%増)

交通事故の傾向
(1)主な統計
内政部警政署の発表によると、2023年1月から6月までの交通事故の発生件数は16万8,413件と、前年と比較して5.5%減少していますが、台湾全域では1日約930件の交通事故が発生している計算となります。
また、死者数(1,309人)については、前年(1,485人)と比較して11.9%減少していますが、台湾全域では1日約7人が交通事故で死亡している計算となります。
依然として毎日多くの交通事故が発生していることから、外出時には日本と台湾の交通事情や習慣の違いを常に意識するとともに、周囲の自動車やバイクの走行状況に十分に留意して、交通事故の被害に遭わないよう心掛けてください。
なお、交通事故に関する主な統計は、以下のとおりです。
発生件数 16万8,413件(前年同期比 5.5%減)
死 者 数    1,309人(同 上 11.9%減)
負傷者数 22万6,047人(同 上 4.3%減)
(2)邦人被害の事案
7月、邦人が被害に遭う交通事故が1件ありました。観光のためにタクシーで移動中、乗っていたタクシーが他の車両と追突して腰を負傷したものです。
台湾滞在中は、予期せぬ交通事故に備えて、可能な限り充実した海外旅行保険に加入するとともに、日本と台湾の交通事情や習慣の違いを認識し、外出中は常に交通事故防止に十分な注意をしてください。

一般的に治安が良い台湾ですが、交通事故は多いので気をつけましょう。

台湾の交通について以前書いたブログ記事に詳しく書いているので合わせてどうぞ。

台湾の交通事故問題における根本的な問題と、交通事故発生数や死亡者数の日本との比較
朝起きたら駐車場に停めてあったうちの車が、二輪車(オートバイ)の免許を取りに行く予定だった18歳の少年にぶつけられ破損している状態でした。このことから垣間見える台湾の交通事情の問題を考え、私の生活の中で遭遇した事故や事故未遂の共有、交通事故発生数や死亡者数の日本との比較をします。

投資詐欺も多いのでお気をつけて

ちなみにこんな事件もあったようです。これは日本人被害のみですが、台湾では日本と同じくらいかそれ以上に投資詐欺の話をよく聞きます。私の電話番号にもたまに詐欺メッセージが届きます。自分の周りでも詐欺被害にあったという話をちらほら聞いたりします。

投資詐欺
5月、邦人から、投資詐欺の被害にあったという報告がありました。被害者は、SNSで知り合った台湾人を名乗る人物から、言葉巧みにビットコインへの投資をもちかけられ、複数回にわたり合計5,400万円を送金したが、その後相手と連絡が取れなくなったものです。オンラインで知り合った人物から送金や投資を求められた際は、安易に相手の指示通りに動くことなく、周囲に相談するなど、詐欺被害に遭わないようにくれぐれも注意してください。

まとめ

台中西部の田舎で住宅を購入してすみ始めてから2年が経ちました。家の周りでアホな交通事故が起こったりしてますが、現状は不自由なく快適に過ごせています。

私が住んでいるところ近くにある素朴な観光地についてはこちらからどうぞ。

台中西部の高美湿地観光案内 | 近くに美味しい手作り芋圓のお店もあります
前回のブログ投稿から少しは健康志向になってきたこともあり、日曜日に一人の時間ができたので 自宅からYoubikeで高美湿地までサイクリングしてきました。10月末には今住んでいる清水で開催されるマラソン大会の12km部門に参加する予定なのでそれまでにはちゃんと足と体力が続くように鍛えていきたいです。 高美湿地の場所はこちら。発音は "Gāo měi shīdì"、台湾での中国語発音で 「ガオメイスーディー」です。
日本統治 (日治) 時代から続く台湾の小学校「清水國小」に行ってきました
今私が住んでいる台中市西部の大甲、大安から南方向に20分ほど車で移動すると「清水」という町にたどり着きます。日本語でも清水という名前は馴染み深いですが、中国語での発音は「Qīngshuǐ」で、歴史は中国大陸がまだ清の時代に入植が始まり、当時は清水の土地は「牛罵頭街」と呼ばれていたようです。その後、台湾は日本に統治されるようになり、「清水街」に名前が変更されました。 清水は当時の日本の影響が今でも残っている土地で、有名な観光地では見られない歴史の遺物を見ることができます。
[台湾の田舎を旅する] 台湾と日本の歴史を感じられる梧棲文化出張所
現在住んでいる区は台中市清水区なのですが、少し南にいくと梧棲区になります。清水とさほどかわらない田舎の田園風景が広がっていたりするのですが、清の時代に港として栄え、日本統治時代には開拓が進んでいたこともあり、歴史的な建物や写真が残っていたりします。




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