Google Analytics と Google Search Console と Jetpack で統計情報に大きな違いがある件についての考察

WordPress





Google Analytics と Google Search Console と Jetpack とは

地道にブログ記事をアップしているのだが、ある程度順調にアクセス数も上がってきて検索エンジンからの流入も段々増えてきた。

そんな中、これまであまり気に留めていなかったのだが、Google Analytics と Google Search Console と Jetpack でアクセス数の差が大きくなってきたのでここに書いておきたい。

Google Analytics (略:GA) とはGoogleが提供するウェブサイト統計ツールで使っていない人はいないと思う。Google Analytics で生成したタグをウェブサイトの <head>タグ内に埋め込むことで、サイトへの訪問者数とそのページ情報や行動を保存する。

Google Search Console はGoogle検索からウェブサイトが訪問されたときの情報 (検索クエリ、クリック数など)を保存する。

Jetpack は WordPress.com を提供するAutomattic社が提供するプラグインで、これもGoogle Analytics と同様、プラグインを有効化することでウェブサイトに訪問されたときの情報(検索クエリ、PV数)を保存する。

自分の状況

Google Analytics と Google Search Consoleで検索流入の数字が2倍くらい違い、Google Analytics と Jetpack でも一日のPVがJetpackの方が2倍以上多く、数字がかなり異なる状態になっている

一日の検索流入の数の大きさの統計数値は Jetpack > Google Search Console > Google Analytics の違いで多く (Google Analytics と Search Console は一応48時間前のデータを閲覧)、PV数は Jetpack > Google Analytics という状態。

ちなみにGoogle Search Console と Jetpack を確認すると、Jetpackの方が検索クエリの詳細を確認することができる。

仮説

Google Analytics でフィルタ機能を使って自分が使用している複数のIPアドレスを除外していて、Jetpackでは除外できていないことの違いを考慮しても全てにおいて Google Analytics の数値が低い異常な違いが続き(2倍から5倍違う)、プラグインも調べたけど原因見当たらず。

各ツールによってデータの取り方異なるのはわかるが2倍以上数値が変わるのはおかしい。

自分のブログにブラウザからアクセスし、ソースコードを見てもどのページで<head>タグの下にGoogle Analyticsのコードが表示されているのでタグの配置に問題はない。検索すると出てくる他の記事では Google Analytics の数値が大きくなるものが結構多かったが、それはタグを二重で貼っていたりするなど初歩的な原因であった。

Google Analyticsのタグは問題なく<head>タグ内に埋め込まれており、このブログのブラウザ表示後のソースコードを見てもタグはある状態で、数回フィルタ機能でカウント無効にしていないネットワークでアクセスしてテストもしてみたが Google Analytics の設定自体に問題があるわけではない。(と現時点では信じている)

Autoptimize や Async JavaScript などのJavaScript最適化プラグインの影響?

思い返すと7月にサイトの読み込みパフォーマンス改善のためにプラグインと裏側をいじったから、それが原因だったのか? と思ったが、元の状態に戻してGoogle Analyticsにリクエストを送りテストしてみたが問題ない状態。

キャッシュの影響?

あるブログ記事ではキャッシュプラグインの使用をやめるとGoogle Analytics の数値の異常が直ったと書いてあったが、現在特にキャッシュプラグインを使用してはいない。それにこのブログの訪問者は今の所、検索流入からの地域バラバラの新規ユーザーが多いため、あまりキャッシュは関係ないんじゃないかと考えている状態 (新規流入だとキャッシュされているデータではなくこのブログ全てのページを読み込むため)。

でもキャッシュの影響でカウントされていないアクセスがあるのであればそもそもGoogle Analyticsには反映されないので可能性としてはあるのか?

Safariなどスマホでブラウザアプリを立ち上げた時に前に開いていたブログのページのリクエストが送信されている?

これもない。一応スマホのブラウザでブログの表示を確認した後はタブを閉じるようにしている。

リファラスパム?

リファラスパムなどアクセスと見なさないようなボットアクセスもJetpackではカウントしていて多くなっているのかと思ったが、日本以外の国からのアクセスは台湾でボット感はなく、リファラも google.co.jp が一番多く人が実際に検索で来ている感じではある。

ユーザー側のJavaScripブロッカー的なツールの使用?

広告ブロッカーなどのツールを使うと訪問したサイトでのJavaScriptの読み込むを強制的に抑えるのでそれが影響している可能性もあるが、2倍以上の差があるほど多くの人がそこまでプライバシーを考えてそういったツールを使用しているとは考えにくい。

いまだ解決ならず

Jetpackを見るとアクセス数は成長していて、Google Search Consoleを見ると徐々に流入数も成長している(この投稿のトップ画像)のだが、Google Analyticsを見ると微妙にアクセス数が下がっている状態。

Google Analyticsはウェブサイトのソースコードに配置されているタグが読み込まれることによって初めてアクセス情報がカウントされ、Google Search Console は Google の検索エンジン上での検索クエリ入力によってアクセス情報やインプレッションの情報が記録されるので、根本的な統計の取り方が違うのは理解できる。

しかもGoogle Search Console はGoogleからの流入だけなので、少なからずある他の検索エンジンからの流入についてはGoogle Analytics や Jetpackを見る必要がある。これについては全体数を見るにはJetpackが正確そう。

Google Analytics の集計方法が問題か何かが影響して一部アクセスがブロックされているのか

Google Analytics も Google Search Console も一般的に正確なデータを確認できるようになるまで48時間はかかるとされているが、48時間後確認しても Google Analytics の検索流入はどこかおかしい。

Google Analyticで集客 > Search Console > 検索クエリのページにいくと、Google Search Consoleとほぼ同じ情報を見ることができる。

このページでは一日ごとのクリック数を見るとGoogle Search Consoleの数字と一致するが、期間中の合計を指す「クリック数」の数字は明らかにその一日ごとの合計と異なっている。Google 側で把握できない検索クエリからの流入数を除外しているからだろうか。

なので例えば、Google Analytics の 集計 > 概要 のページで検索流入数が 100 と表示されていても、上記検索クエリからその日の正確な流入数を見ると 200 とか 300 と表示されていたりする。なんでやねん。

自分の今の立場というか意見としては「Googleからの流入を示すGoogle Search Consoleの数値は正。Jetpackに多少雑音が混じっている状態である可能性は否めないが、Jetpackの数値の方が Google Analytics より真実を表していて、Google Analytics 側のアクセス情報収集/集計方法(AND/OR)自分のブログ側に問題がある」のではないかと考えていて、その仮説をもとに今後も調査とテストを進める予定。

Google Analytics自体が「間違っている/問題がある」ということはあまり考えられないが、検索流入の数値自体も上で書いたように現状あまり信頼できるものではないのではないので上記を前提として調べます。

統計ツールやWordPressやプラグイン各種設定、コードを読んだり仕組みを理解はできるのだが、何がどう正しいのかを突き詰めようとするとお手上げ状態。

このようなアクセス情報の統計ツールはネットワーク状況サーバー状況、ウェブサイトに配置されたコードやそのツールの設定状況など全てが完璧に正しく動作してより信頼度の高いデータを取ることができ、完全に真実を表すデータを取得することはできない。が、真実により近づくことはできる。

それぞれのツールを別のものとして捉えるようにすればよく、日本語と英語でぐぐって得られる情報は全て読んだのだが納得のいく説明が見当たらず、さらなる詳細をご存知の方がいたらどなたか教えてください.. (Twitter: @gegegegensan)

なんにせよもっと調査が必要である。ここでは書いていないが Google AnalyticsのデータはGoogle Adsense のデータの相違も気になる。

このツールごとの差が気になって仕方がないのだが、今の自分は「検索流入を上げる」ことを第一の目標としてある程度信頼性が高いと思える各ツールからの「検索流入の数」を軸のKPIとしてブログをやっていこうと思います。

あ、あと私のように検索流入数を上げることを目標に頑張りたい人は↓でかかれているSerposcopeという無料ツールおすすめです。

(追記 2020/06/03) トラフィックデータの差はおそらくAMPでのブログ閲覧のデータが取得できていないから、という結論が正しいのではないかと思っています。まだ検証していませんがAMP対応ページに google adsense の広告コードを貼ると adsense 上でのトラフィックデータが大幅に上昇したのでおそさくそうではないかなと。 Jetpackの統計ではAMPでの閲覧もカウントされているのでJetpackでの統計が一番正しいのではないかと思っています。

無料SEOキーワードランキングチェックツール Serposcope の使い方とエラー対処について
(adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({});   この投稿で言いたいこと Serposcope という無料ツールで自分が意識する検索キーワードで自分のブログが何位に表示されるのか、その...

<< Facebookページ いいねお願いします 😀 >>

<<ホームに戻る





この記事が気に入ったら
いいね ! してね

コメント

タイトルとURLをコピーしました