台湾でPCR検査を受けた話 & 妻の出産前後のヘルプのため1週間ほど台中の病院に滞在しました

生活





台湾のコロナ感染状況

 

台湾のパイロットの隔離期間が短かったことや台北中心部にある歓楽街での感染拡大で5月中旬から下旬にかけて、台湾でも新型コロナが拡大して台湾の全地域で外出時にマスク着用義務 (従わない場合は罰金)、学校への登校禁止、台北では24日からレストラン内での食事禁止など諸々の規制がはられるようになりました。

ニュースでは連日感染状況や各地でのマスクしないおじさんおばさんの醜態が報道されています。台湾でのマスクしないおじさんおばさんは日本とは違い「マスクをしない」という理由で罪に問われ罰せられます。あと感染者が訪れた場所について誤った報告をした場合も罪になります。即断即決で規制をはれる台湾の政治システムがこの緊急状況下でどのように機能するのか、すぐに事態を収拾できるのか興味深く台湾内から見ています。

また、新型コロナとは別に、台湾中部以南の水不足問題、断続的な停電問題などで今の政権への批判の声も上がり始めていることをニュースで見たので、台湾の事態収拾への団結が揺るがないかちょっと心配でもあります。

ちなみに、妻のボスが今年2021年2月に中国から台湾に帰ってきたとき2週間隔離を経験したのですが、「空港検疫から隔離場所のホテルに移動するまで結構がばがばだった。もし感染者がいたら感染広がりそう」と言っていたので、台湾のコロナ対策は結構前からほころびが出始めていたのかもしれません。

台湾で病院に約1週間ほど滞在することになりました

こんな緊急状況下なのですが、妻が5月21日に帝王切開で出産をすることになりました。

入院が決まってからのコロナ拡大だったので、入院予定日の前日に「PCR検査受けないと病院に泊まれないようになった」ということを看護師をしている妻の姉から聞き、入院前日にPCR検査を受けにいくことになりました。

台湾でPCR検査を受ける

朝7-8時の早朝に行ったので検査を受ける人はあまりいなかったのですが、いきなりPCR検査の手順が導入されたのか進みが遅く、結果全然待っている人はいなかったのに3時間後くらいにPCR検査をうけられることになりました。

ちなみに、今回の検査は入院に必要ということで無料でした。出国等で必要な人は自費で5000台湾ドルほどかかるらしいです。ほんとかな。PCR検査の検査方法はよくニュースで見る鼻の奥まで細い綿棒を突っ込んでぐりぐりするやつで、涙でました。

PCR検査の結果通知

検査の結果通知は、その場では4-5時間で出るから病院近くのカフェ等で待っていればいいよと看護師さんに言われたのですが、病院から家まで車で15分ほどと近かったので帰ったのですが、結局その日のうちに結果は出ず、翌日の昼前に連絡が来ました。

台北ではPCR検査を受けるまでに6時間かかった人もいたり、ニュースではその日に報告された人数より数日後実際はもっと感染者が多かったという発表があったりしたので、やはり現場でも検査の手順や通知諸々にすごくばたばたしているんだろうなと思います。

妻の出産前後の病院1週間滞在

無事入院手続きができ、1週間ほど病院の個室に宿泊できるようになりました。

入院時にどの部屋に泊まれるかはその日になってみないとわからないのですが、幸運にも個室が空いていたので入ることができました。個室は一番安いところで3200台湾ドル (12000円ほど)で、妻の保険で諸々カバーされるので1泊3000円くらいで泊まれます。

日本やアメリカではあまり考えられないことだと思いますが、台湾では出産前後の1週間ほどは病院に妊婦とお世話をする人(ほとんどの場合が夫) が滞在をします。夫は出産後の妻の身の回りのお世話ができるので、お互い安心。特に帝王切開だと出産後も大変なので、こうして落ち着いて滞在できてありがたいです。出産後に月子*用のご飯を頼んでいる人は夫が病院の玄関まで朝昼晩のご飯を取りに行くことになります。

子供産まれました

そして、入院翌日の昼頃に子供が無事生まれました。頭頂部の髪の毛がなくなってきている私とは違い、かなり剛毛です。

コロナ対策のため、抱っこはできず、面会も出産翌日の授乳時のときだけなので子供が生まれた実感がまだあまりないのが残念。

妻は帝王切開での出産後の尿管も翌日昼には取ってしまい歩き始めたので看護師さんに驚かれていました。同じタイミングで痛み止めの点滴等も幻覚を見たり眠れなくなったり気分が悪くなるという理由で全部取ってしまいました。今は顔色良くだんだん元気になってきています。

子供が生まれた今後

名前はまだ正式に決まっていません。台湾では、(おそらく北部の都会人や原住民の方々を除き) 多くの人が道教文化の中に生きているので、出産時の日時をもとに子供の名前を付けるために「算命」をしにいきます。日本で画数を見て占ってもらうのと似ている感じです。

日本では親が「子供にどんな人間になってほしいか」とかそういった親の思いをこめて名前をつけますが、台湾の北部を除く道教文化のたいていの家庭、または一昔前の家庭は算命で神から与えられた名前を付けられます。だからかどうか知らないですが、台湾では改名は3回でき、比較的簡単に改名できます。台湾人の妻の周りでは改名している人も少なくなく、「親の名前の一部を使う」のは道教的にはNGらしいです (自分の周りでは)。

どんな名前にしたいかはだいたい考えているので、その字は算命的に使って良いかどうかを聞きにいくことになると思います。

その後にその名前と一緒に台湾の役所に登録に行き、日本の役所向けに書類を書いて日本に郵送すれば新生児の登録が完了です。このあたりの流れや台湾と日本の違いなどはまたこのブログでまとめようと思います。

(ちなみに上の絵は出産前の妻と生まれたての子供を自分で描いた絵です ><..)

<< Facebookページ いいねお願いします 😀 >>

<< Youtube チャンネル「台ぶらちゃん」チャンネル登録よろしくお願いします >>

<<ホームに戻る

 





この記事が気に入ったら
いいね ! してね

コメント

タイトルとURLをコピーしました