宝島

読書

戦後沖縄の状況とコザ市を舞台にした戦果アギャーの物語「宝島」は日本人が読むべき一冊

戦後沖縄の状況を嘉手納基地の戦果アギャーの人生に沿って鮮明に強烈に綴った宝島という本を旧正月に一気読みしてしまった。‬ 現代にも続く沖縄の米軍基地問題の始まりとなる戦後のアメリカ統治下の沖縄を、1945年の沖縄戦を生き抜いた若者がどう生きたかを描いた作品で、今まで沖縄の視点から日本やその歴史を見る機会があまりなかったのでもう一つの視点を持つきっかけをくれた、自分にとって素晴らしい一冊‬になった。