昔々にメモしてた映画感想から。ちょっと昔のマイナー映画紹介:コンタクト (Contact)
そんなにマイナーじゃないけど、1997年、ジョディ・フォスター主演のSF映画「コンタクト」SFをベースに宗教、政治、愛、権利争い、ロマンなどなどがあり人間が上手く描かれている。不明の信号を解き明かす時なんかは知的好奇心を刺激してくれる。おもちゃ箱のような映画で自分は好き。South Parkでも度々オマージュされている。
今見ると90年代後半のもっさりしたコンピューター機器を見れて歴史を感じられる。
内容はというと、地球外生命体探査の研究者であるエリーがある日地球外生命体からの電波信号を受信する。色々な思惑が介入しながら、そのメッセージを解読することに成功する。政治や上司、宗教からの圧力に耐えながら紆余曲折を経て、そのメッセージを基に建てられた巨大な装置(後々に瞬間移動装置だということが判明)を使い、エリー一人、extra-terrestrial(地球外生命体)とコンタクトすることに成功するが、その接触に関しての記録は一切残らず、エリーは世界に自分の体験したことを示すことができなかった。そこで公開諮問にかけられ様々な犠牲を出したことを非難される。ここでこの映画で一番イイ台詞がエリーから発せられる。(↓字幕付きの動画は見つけられなかった)
Because I can’t. I… had an experience… I can’t prove it, I can’t even explain it, but everything that I know as a human being, everything that I am tells me that it was real! I was given something wonderful, something that changed me forever… A vision… of the universe, that tells us, undeniably, how tiny, and insignificant and how… rare, and precious we all are! A vision that tells us that we belong to something that is greater then ourselves, that we are *not*, that none of us are alone! I wish… I… could share that… I wish, that everyone, if only for one… moment, could feel… that awe, and humility, and hope. But… That continues to be my wish.
要するに・・
「自分が見たこと、体験したことは証明できないが、私の全神経全細胞があれは本当にあったことだと言っている。私達地球の存在がどれだけちっぽけで素晴らしい存在か、私達が今自覚しているよりも大きく壮大なものの一部であり、孤独ではないのだと教えてくれた。私が体験したこの宇宙への畏敬、生命の存在、そして希望、これを皆にほんの少しでも共有できればそれだけよいか・・・。」
このセリフ中の”humanity”は我々地球の「人類」を超えた意味でのhumanityであろう。この映画は自分が中学生の頃見て、SFへの考え方を変えさせられた且つSF小説に興味を持たせてくれた素晴らしい作品。他のジャンルもそうだが、まさにSFはプラットフォームというかそれをもとに使い古された様々なジャンルを普段思いもつかない視点で展開することができる。この映画がまさに実証してる。ペンサコーラのビーチがでてくるとこもイイ。
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