交通事故多発 本当は怖い、台湾の交通事情

生活

台湾に観光に来る時に気をつけたほうがよいこと。







台湾ドライバーの危険さは一度は台湾に来てタクシーに乗ったり道を歩いた人は気づいたと思う。車道ではスピード出しまくるし、自動車の運転手は、特に市街の運転手は原付バイク(摩托車)を軽視していて、「おまえらは車道の端を走らんかい」と言わんばかりにあおり運転をしてくる。

めっちゃ怖い

台湾に移住した1月8日頃にもさっそくタクシーの事故現場を見たし、最近も月に1-2回は車道で原付バイクと車、もしくは原付バイクと原付バイクが事故って警察待ちの現場に遭遇する。以下は友人から共有してもらった台湾の道路は怖いよを表す動画。友人もどこかに映ってる。

青信号の横断歩道を歩いていると早く歩けと言わんばかりにめっちゃ加速して直前で止まるようなクソドライバーもいてよく出くわす。台湾の心無いドライバーは本当にどうにか罰せられてほしい。

友人の路上動画

台湾に住むイギリス人の友人がバイクに原付バイクに乗っているときに動画を撮って記録をつけている。特に危ない運転に出くわしたときは彼の動画チャンネルに載せるようにしているみたい。

こういった運転には少なくとも以下のような道路交通法を違反している。

《道路交通管理處罰條例第43條第1項第3款》
汽車駕駛人「任意以迫近、驟然變換車道或其他不當方式,迫使他車讓道」之違規行為,可處新臺幣6,000元以上2萬4,000元以下罰鍰,並當場禁止其駕駛;另依該條例第4項規定,並吊扣該汽車牌照3個月。

友人はこの動画を地元の警察に見せたが相手にされず、運転手への罰則も適用されなかったため、台湾の交通事情を世界に共有するFacebookページを作成した。そうすると想定以上の反響があり台湾メディアにも取材され、テレビ局が実際に友人がいった地元警察にいきインタビューをし、テレビで放送され、それを見た警察が対応を改め運転手は罰則を受け。最初に友人の対応をした警察も「警察本部から”適切な教育をする”」という報告を受けた。教育の内容は不明だが・・。

交通事故件数

中華民国政府のウェブサイト、以下は2017年に作成されたレポートから。交通事故での国別死亡数。

これは上の表をもとにした国別人口における死亡率を示す割合。「24小時内」は事故後24時間以内の死亡、「30天内」は事故ご事故が原因で死亡した、という意味。

表の一番左側、中華民国が他と際立って高いことが見えるだろう。日本は4.0、中華民国は事故後24時間以内の死亡率は8.3、30日以内の死亡率は13.2。(韓国もなかなか多いのね。お、香港も結構バスとか運転怖いけど意外と死亡事故が少ない)

比較的高齢の運転手は免許証取得時の試験は路上試験なし、日本で行うみたいに座学や潜在的事故のシュミレーションや法律的な学習などは行われなかったと聞いた。友人が免許を取ったときも教官が敷地内で運転しながら口で運転方法を説明して終わったらしい。こういった現状を見て今は改善してきているらしいが、まだまだ先は長いようだ。

まずは運転手の意識を変える必要があるし、道路の右側に自動車用の駐車スペースがある場合が多く、原付バイクと扉を開けた寸前の車とぶつかるケースもある。市内を除き歩行者の歩行スペースも車道すれすれで危ない場合も多い。

何はともあれ観光に行く人は日本にいるときよりも気をつけたほうがよい。事故った場合はその場で動かず、警察を待ち、場合によっては事故った人ともしくは自分が怪我した場合は病院に行き、事件として扱うか相手からお金を払ってもらうか自分がお金を払うかして示談とすることがあるのでお気をつけて。

(追記 2021/11)

駐車場に停めていたうちの車に無免許の若者が乗ったバイクが突っ込んだので、改めて台湾の交通について書きました。こちらも合わせてご覧ください。

台湾の交通事故問題における根本的な問題と、交通事故発生数や死亡者数の日本との比較
朝起きたら駐車場に停めてあったうちの車が、二輪車(オートバイ)の免許を取りに行く予定だった18歳の少年にぶつけられ破損している状態でした。このことから垣間見える台湾の交通事情の問題を考え、私の生活の中で遭遇した事故や事故未遂の共有、交通事故発生数や死亡者数の日本との比較をします。





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