台湾で結婚の準備
2019年6月28日(金)に妻の実家がある台中大安区(自分が台北で住んでいるところも大安区)で入籍してきた。ずっと曇り空で雨だったのに、この日と続く週末はからっと晴れた良い日になりました。
5月頭から入籍のために情報収集したり書類を集めたりして、問題なく書類が通って妻の台湾の身分証明書に見事私の名前が載ることになった。少々手間がかかる結婚準備書類についてはこちらから。
台湾で台湾人と結婚するときの手順 – 台湾の区役所での結婚登録まで
ここでは、「日本人が配偶者として台湾での結婚に必要な書類を既に持っていて、それらを持って台湾の区役所に提出しにいく」というところから。
今回台中の区役所で、婚約届(右のピンク色のシート)と外国人である自分の情報を記した書類(DECLARATIONと書かれている左の紙)を新しく書いて、認証された独身証明書(婚姻要件具備証明)と日本の戸籍謄本を提出した。
自分の台湾での結婚の場合
ちなみに結婚式はしていません。そもそも指輪とか結婚に関する諸々をお互いの同意のもと全てスキップした。
入籍後は妻の家族と一緒に昼ごはんを食べて普通に過ごし、翌日に妻のおじいさん(現在90歳でめっちゃ元気。15歳まで日本語で教育を受けたので日本語が話せる)のうちに行って拜拜 (バイバイ = お参り)をしてきた。台湾の昔の伝統的なおうちには仏壇のような道教のお祀りものがある。妻の実家は媽祖で有名な大甲(ダージャ)なのでうちには媽祖が祀られている。もちろん大甲媽祖にも拜拜しに行った。
おじいさんが住む、田んぼが一面に広がる素敵な場所。
一般的な台湾人の結婚は、両親も結婚式をすることを望み、結婚式を大々的に行い、夫側から妻側へ贈り物等があり、婚前の結婚写真を撮ったりとかなりの儀式的な手順を踏んで行うのだが、自分も妻も結婚式とか指輪とか好きではないタイプだったのでお互いの方向性が一致する良い結果となった。ハネムーンでは奮発します。
ちなみに会話は全て中文。去年中文ゼロ状態から台湾に来て学習を始めたことを考えると結構進歩してる。
台湾での入籍おさらい
台湾で日本人が台湾人と結婚する時の手順は以下。
- 日本で役所から戸籍謄本を取得する
- 戸籍謄本とパスポートを持って台湾の日本交流協会台北事務所か高雄事務所に行く
- そこで渡された資料に必要事項を記入し、戸籍謄本とパスポートを提出して婚姻要件具備証明 (独身証明)をもらう
- その婚姻要件具備証明を持って外交部領事事務局に行って認証をしてもらう
- 認証された婚姻要件具備証明と台湾の婚姻届を持って市役所に行く (<= これで台湾での結婚登録は完了) (←今ここ)
- 結婚後台湾の市役所で配偶者が記載された戸籍謄本と結婚証明書とその日本語訳 (自分が翻訳してもよい) を持って日本の市役所に日本の婚姻届と一緒に提出する
- 日本への婚姻届提出は台北駐日経済文化代表処への提出でも良いと日本の市役所で聞いたが、交流協会では日本に行って提出してくださいとも言われたので確かめる必要がある
提出した後受け付けてくれた人と雑談しながら(「大陸人じゃないよね??」と冗談で疑われたりした)待つと、妻の台湾での身分証明書に配偶者として自分の名前が印刷される。
その後自分の名前が記載された戸籍謄本と結婚証明書を渡される。この二通の書類を自分で日本語に翻訳して日本で提出することになる。
下のリンクから関係機関が公開している日本人の台湾での結婚手順についての詳細を確認できるので気になる人は見てみてください。
次回予告
次回は「日本で日本人が台湾人と結婚 (登記結婚) する手順について (台湾で先に籍を入れた場合)」と「台湾での配偶者ビザを取得する方法」についてまとめます。
ところで、戸籍とは一つの家族を戸という単位で国民を管理する仕組みである。戸籍制度の歴史など調べてみると結構面白い。戸籍制度についての理解とともに、今祖父母の戸籍謄本を請求したので、今年後半は歴史を遡り家系図を作りたい。
追記:その後日本でも籍を入れました。
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