台湾の野柳 (野柳地質公園)に台北市内からバスで行ってきた (野柳と九份も回るツアーもあるおすすめ観光地)

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野柳観光

野柳の読み方は「yeliu」現地の発音で「イェリォ / イェリョウ」といい、日本語では野柳の日本語読みで「やりょう」と言ったりします。(でも現地では日本語読みは通じませんのでご注意を)

野柳とは

野柳は台湾島北部の岬に位置する地質公園で、海の波や風などに長い年月さらされ岩に染み込んだ海水による侵食などで奇妙な形に変化した岩がある場所で、日本や中国などの地質公園とも姉妹公園的な提携を結んでいるのか各都市にある地質公園のパネルも野柳の公園入口に張られていたりする。

野柳地質公園で有名なのは上の写真にあるような、自然により風化で作られたことが見てとれる不思議な形の女王頭(日本語や英語ではクイーンヘッド)と呼ばれる岩や豹かチーターの形をした岩や象の形をした石像頭などの岩がある。

休日に行くとかなり人がいて混んでいるので平日の早朝に行くことをおすすめします。私は週末土曜日の昼から夕方にかけて行ったので結構混んでました。

野柳の天気を調べるときには台北北部(新北市)の天気を調べてみてください。10-11月頃に行くと台湾に台風が来る季節が終わり降水量も少なく、晴れた日に行ける確率が高いと思います。

台北や台湾北部の天気の詳細は「台湾 台北の天気模様とおすすめ服装。1年半暮らしてみてわかったこと」をご確認ください。

台湾 台北の天気模様とおすすめ服装。1年半暮らしてみてわかったこと
台湾は日本と違いそれぞれの四季の間隔が違い、夏が一番長く、その次に冬がその次に長い。 夏だと感じられる時期は4月頃から始まり、9月末ごろまで続き、12月から1月末-2月の旧正月の季節まで続く。

野柳への行き方 / アクセス

台北駅付近から出発する人であれば台北駅から出ているバスに乗ればOK。Kuo-Kuang Bus (國光客運)という台北駅併設のバス停から野柳まで直接行けるバスが出ています。

それか、台北市南部や東部に宿泊している人は台北MRTの忠孝復興駅近くにあるバス停から1815番のバスに乗るのがおすすめです。私はこれで行きました。

バスでは悠遊卡(ヨウヨウカ)が使えるので切符を買う必要はありません。バスの乗車と下車時に専用端末にピッとしましょう。

忠孝復興駅を降りて西側に3分ほど歩けば懐生国中というバス停乗り場に着くので、1815番のバスに乗りましょう。1時間半~40分で野柳に到着します。バスは十数分ごとに来るので乗り過ごしても大丈夫。

バスは通勤通学に使うような公共バスではなく、観光バスのような4列シートのバスです。懐生国中から乗ると92元(台湾ドル)で安い。

バス停はこんな感じ↓

地図的にはこちら。台北市内から基隆の手前を横切って野柳に向かうルート。

野柳からの帰りは、野柳に到着したバス停から道路を渡って向かい側から忠孝復興駅まで行けるバス(1815番)が夜遅くまで15-20分ごとくらいで出ているので、そのバスに乗れば大丈夫。忠孝復興駅のSOGO近くで降ろしてくれるので帰りも安心。

野柳の見どころについて

上の写真は野柳地質公園に行く前の道。1815番のバス停から狭い歩道を歩いていくと野柳地質公園に到着します。

下の写真では野柳地質公園を少しだけ紹介。(全部写真を見せてしまうとこれから行く人にわるいので)

野柳地質公園入口

野柳地質公園の入り口で料金を支払って進んでいくと、このような開けた野柳の名所が眼前に広がります。

ここを左側にある道から奥のほうに歩いていき、散歩と岩肌を見て自然の神秘に思いを馳せる体験をする感じ。奥の方まで行かなければ所要時間は30-45分ほど。奥の方まで歩いていくと1時間半ほどが所要時間になるかなと思います。

この銅像は台湾の歴史上の人物かと思いきや「林添楨」という1964年に野柳で波にさらわれた学生を助けるために飛び込んで亡くなった人に哀悼を表す象でした。

野柳では柵がないところには岩の上に赤い線が書かれているので、その線から先に進まないようにしましょう。天候が悪くなくてもいきなり波がくるかもしれないので危険です。

以前ブログ記事で書いた「台北のハイキングスポット 軍艦岩、金面山」の軍艦岩の山肌に似た岩の上を進んで階段を登ると、さらに先にすすむことができる道が現れます。

上の写真のスポットから30分ほど歩いていくと野柳の岩の先っちょにある休憩所に到着してそこで休んだり写真を撮ったりすることができるので、歩く元気がある人にはおすすめ。10月-11月にいくと少し汗ばむくらいで済むのでいいかもしれません。

女王頭 (クイーンヘッド)

こちらが冒頭に書いた野柳のランドマークである女王頭(クイーンヘッド)を裏側から撮ったもの。写真の右側を見るとわかるように、多くの人が写真を取るために列になって並んでいます。

長年の侵食により女王の首の部分の岩がだんだんとなくなってきており、大きな地震がくるとぽきっと折れてしまいもう見えなくなる可能性があると書かれてありました。

お土産どころ 野柳特産街

特産街の入り口は少々ぼろっちいですが、入ってみるとローカル感が漂っていてなかなか趣き深い。

野柳特産街で買えるものはこちら。

  • 干物
  • 各種ジュース
  • キーホルダー、野柳の置物などの雑貨
  • 海鮮食品

特産街のお店で蚵仔煎(オアジェン)や炒飯等など台湾料理も食べることができるので、野柳を歩き回ってお腹が空いたらここで少し食べてもよいかもしれない。私は金桔檸檬汁と蚵仔煎(オアジェン)を食べて小魚の干物を買って帰りました。

5時頃にはお土産屋さんが閉まっていくのでご注意ください。

野柳から基隆(ジーロン / キーロン)への行き方 / アクセス

下にあるように野柳から基隆へ行くバスが出ているのでそれに乗るか、野柳からタクシーに乗ることができます。

走行距離が約17キロなのでタクシーだと普通に計算すると料金は 70元 + (5元 x 5) x 17km = 495元になるが、観光客料金として行き帰りの料金で1000元ほど請求されるかもしれないので、事前に乗る前に確認しておいたほうがよいです。でも2-4人で行くと同じ車内に乗って行けるので1000元くらいであれば乗ってあげてもよいとも思います。

台湾の初乗り料金は70元(日本230円)ほどで、200mごとに5元(日本円17円ほど)で追加されていきます。

日本に比べると結構安く、台北市内から九份までは約1000元、桃園空港から台北市内までは1000~1200元で行けたりします。(乗り合いタクシーに乗るともっと安くなる)

台湾でのタクシーの乗り方、中国語での行き先の伝え方(音声付き)と注意点

野柳から九份への行き方 / アクセス

野柳地質公園の入り口前にある駐車場にこのようなタクシー乗り場の看板があるので、ここからタクシーに乗ることができます。

調べると野柳から九份までは33kmほどなので、タクシーだと70元 + (5元 x 5) x 33km = 895元くらい。九份に行くと九份からの乗客を期待できるので行き帰りの料金全てを請求されることはないと思うが、やはり1000元近く請求されるかもしれないのでここでも念の為確認が必要。

野柳観光のモデルコース

野柳を中心として台湾北部を一日かけて回るコースが考えられる。台湾観光2-3回目で台北に来る人であればこういったコースを辿ると新鮮で良いかもしれない。

  • 早朝: 野柳、昼: 基隆と基隆周辺の象鼻岩景觀區など、夜: 基隆夜市
  • 早朝~昼: 基隆、夕方~夜: 九份

基隆について

今回の野柳の他に海辺の自然を楽しめる場所があるので、基隆経由で訪問をすることをおすすめします。詳細は「台北附近のおすすめフォトスポット-基隆」のブログ記事から。

個人で行くにはちょっと心配という方は、KKdayが提供している「【台北出発】九份・野柳・十分観光1日ツアー」というツアーにわずか450元で参加できるので参加してみるとよいかもしれません。ツアーで使われる言語は英語なのでそこはご注意ください。

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