台湾で生活すること
こんにちは、2018年から台北を拠点に生活しているげん(@gegegegensan)です。
このブログ記事を書いている時点で台湾で生活を始めて1年と10ヶ月になるが、生活費について大雑把にしか計算していなかったので、台北で生活をするにあたっての正確な生活費を改めて計算しておきたいと思う。
台湾で生活をする、といっても台北で生活するのと台中で生活するのと台南で生活するのと家賃や全然違ったりするので、ここでは今までの生活をもとに台北での生活費に限って書いておきたい。
台湾で一番お金がかかる台北で生活をしていても最低8~10万円ほどで生活できるし、東京基準の金銭感覚で生活をしてもだいたい15~20万円くらいに収まる感じ。もちろん贅沢しようと思うと和食に洋食にステーキにバー等など台北では東京並みに贅沢もできる。
一つ注意点としては日本で育って日本の食べ物を食べてきた日本人が月に8~10万円で数年間過ごすのは結構厳しい。台湾で毎月この金額で過ごすのは家族と一緒に住んでいたり、毎日台湾料理を食べて食費がかなり安く済ませていたり、オートバイで移動したり台湾様式で生活をするから可能なのである。
台湾の人たちは書籍もあまり買わないし、8-10万円で過ごすとなると娯楽や食事も日本と比べると日本人からして質素に感じることが多いのであまり期待しないほうがよいかもしれない。でも家で引きこもるタイプの人だったら全然ありかも。
台北での生活費
以下の項目で1ヶ月のだいたいの金額を計算してみたい。
- 家賃、光熱費など
- 食費
- 朝昼夜食べる食費以外の食費
- 交通費
- 交際費
- インターネットなど諸経費
家賃、光熱費など
台北で暮らしている部屋と東京にいたときに住んでいた押上の部屋の比較は以前書いた「東京住まいの時と台北市内の住環境を個人的に比較してみた [東京押上駅 / 台北大安駅]」のブログ記事からご確認くださいませ。
まず個人的な話をすると、私は大安駅から1-2分くらいのところにいるので、比較的金額が高めのところに住んでます。
一ヶ月の家賃は25,000台湾ドルで、電気代と水道代は1000台湾ドル、住んでいるマンションの管理費が一ヶ月1100台湾ドルほどなので、合計で約27,100台湾ドル (日本円で96,000円)ほど。月収が27,000台湾ドルの人もいるので台湾基準でいうと高い部類に入る。とはいっても月額50,000~100,000台湾ドルの家賃のタワーマンションに住んでいる人もいるのでめちゃくちゃ高いとも言えない。
結婚したので今後妻の実家がある台中に引っ越そうかと考えていて、節約のためもう少し安いアパートに引っ越そうかと考えています。それかもうすぐ台中に引っ越すか。どうしようか検討中。
私が台北で住んでいる最寄り駅大安駅については「台北旅行での宿泊は大安駅周辺がおすすめ、大安駅周辺ホテルと朝ごはん近場の観光地やバー」からご確認ください。
一般的な話をすると、ひとり暮らしだと一ヶ月の家賃は3,000台湾ドルから15,000台湾ドルの間で済む。
台湾では591と呼ばれる賃貸マッチングウェブサイトやFacebookのグループページから個人で借りるアパートを探したり、20代の人は友人間やFacebookグループでルームシェアしたりする人を探して住む人が多い。
591は日本でいうSUUMOのようなもので、部屋を貸したい個人オーナーや業者と借りてをマッチングさせるサイト。台湾で部屋を借りる利点はデポジット(敷金)だけで、日本だと必要な礼金や仲介料が要らないこと(業者を介しての場合は必要だがオーナーと直接契約可能)。
それにたいていの場合更新費用もなくて済む。私の場合は後から帰ってくる可能性が高い敷金50,000台湾ドルと当月家賃の支払いのみでOKでした。
591房屋交易: https://www.591.com.tw/
食費
食費は人によってまちまち。
台湾の人は朝ごはんはめっちゃ重要で必ず食べる人が多く、朝ごはん屋さんも多い。価格感としてはこのような感じ。
- 朝ごはん: 30~100台湾ドル (100円~360円)
- 昼ごはん: 65~180台湾ドル (230円~640円)
- 晩ごはん: 65~400台湾ドル (230円~1420円)
私の場合は朝ごはんは普段食べないので、昼ごはんと晩ごはんだけ。昼夜は安くて75台湾ドル(265円)の素食弁当を食べるので、一番安い組み合わせで一日の食費は75台湾ドル x 2 = 150台湾ドル (530円)になる。
安さを意識せずに食べると、昼ごはん180台湾ドル、夜ごはん180台湾ドルで360台湾ドル(1279円)で、食費が高い日で一日550台湾ドル(2000円)ほどになる。
一番安いのは台湾料理で100台湾ドル(355円)以下で一食分食べられることが多い。
朝昼夜食べる食費以外の食費
台湾でミルクティーやレモンティーなどのお茶やフルーツジュースなど飲料の誘惑に毎日襲われる。それに台湾では一日に水を2リットルほど飲む人も多く、常に水筒を持ち歩いていて水分補給していたりする。
- ドリンク: 40~100台湾ドル (140円~355円)
- お菓子/小吃類: 100台湾ドル (355円)
台湾に住んでいるとあまり飲まなくなるが、それでも2週間に一回くらいは飲み物を飲んでいるかも。
交通費
台北ではMRTの運賃が20~65台湾ドル (70円~230円)ほどで日本と比べると安い。私の場合は通勤等で一ヶ月に1000台湾ドル(3550円)ほど使っている状態。
交際費
ここでいう交際費は週末や平日の夕方に出かけたときの移動費と食費が主な出費で、MRTやバスでの移動で一日最大100台湾ドル(355円)、食費はいつもの食費にだいたい300-500台湾ドル(1060円~1780円)がプラスされるくらいで東京や大阪で遊ぶときよりはかなり出費を抑えられるはず、というのが私の感想。
インターネットなど諸経費
台湾ではデータ通信無制限プランでスマホを使っている人が多く、たいていの場合一ヶ月500台湾ドル(1780円)ほど。自宅でのインターネットもデータ制限なし無制限で500台湾ドルほど。
私の場合は最近まで300台湾ドル(1060円)で3.2GBを追加できるスマホプランを使っていたが、毎月480台湾ドル(1700円)でデータ通信無制限のプランに入ることにした。自宅では毎月480台湾ドルでインターネットを使えるようにしています。なので、インターネットに関してどこでも不自由ない生活を送るのに毎月1000台湾ドル(3550円)ほど。
台湾での税金
台湾で支払う税金は主に所得税と健康保険。所得税については以下の投稿をご参照ください。
私のように外国人で台湾に住所がある会社で働いている場合は日本のように源泉徴収として少しばかり毎月支払っている状態になっているので、改めて5月に残りの所得税を支払いにいくと1年間源泉徴収で支払ってきた金額を所得税全体から差し引いた全部の金額になるので、金額はさほど大きくないと感じる不思議。
「台湾で所得税を払ってきたので税金関係の中文単語(台湾の中国語単語)と台湾の所得税についてご共有」のブログ記事で1年間台湾内で設立された企業で働いた時の所得税支払いについて書いたので気になる人はご確認ください。
台北生活の生活費の計算
というわけで1ヶ月に自分がだいたいどれくらい使っているのか計算してみた。
1ヶ月の生活費
私の場合の1ヶ月の生活費はこのような結果になりました。
- 家賃: 25,000台湾ドル
- アパート管理費: 1,100台湾ドル
- 光熱水道費: 500台湾ドル
- 食費: 10,500台湾ドル
- 朝昼夜食べる食費以外の食費: 1,000台湾ドル
- 交通費: 1,000台湾ドル
- 交際費: 3,000台湾ドル
- インターネット費などその他諸経費: 1,000台湾ドル
合計:43,100台湾ドル (162,128円)
家賃を1万台湾ドル台にして、食費ももう少し押さえれば1ヶ月30,000台湾ドル (112,857円)くらいには抑えることができそう。
2泊3日の台湾旅行の予算
ちなみに2泊3日の台湾旅行となると旅費は2人でホテル一部屋に泊まる場合はこれくらいでしょうか。(昼頃市内に到着して夕方帰国の想定)
- 航空券代: 6~8万円 (かなり安い時にLCCに乗ると一人1~2万円くらいでいける可能性も)
- ホテル代: 2万円
- 食事代: 1.5万円 (7~8食)
- お土産代: 3000円
- 移動費: 3000円
2人分合計: 121,000円ほど。安い時にLCCに乗っていくと1人あたり4-5万円で2泊3日旅行ができる。
感覚的に香港に同じように旅行に行く時の0.7-8倍、欧米旅行に行くときの半額以下で旅行できる感じ。
その他関連記事はこちらから。
別タブで開きます。
- 東京住まいの時と台北市内の住環境を個人的に比較してみた [東京押上駅 / 台北大安駅]
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- 台湾で所得税を払ってきたので税金関係の中文単語(台湾の中国語単語)と台湾の所得税についてご共有
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