台湾の経済施策「振興三倍券」について (Triple Stimulus Vouchers)

生活





振興三倍券 (Triple Stimulus Vouchers)

先日、台湾の郵便局で「振興三倍券」をもらってきました。2020年、コロナ対策のために海外からの観光客び受け入れを行えず、今はほぼ普段通りの生活が戻っていますが、一時期外出を自粛したりして消費が落ち込んだ台湾では経済を刺激して消費を増やすための施策が始まりました。

昔日本でもあった「地域振興券」のように、無料で2000元分、日本円で7276円分を振興三倍券もらえるというものです。(日本の地域振興券はちょっと古いかな..)

ただ無料券を配るだけだと政府の予算以上の経済刺激にはならないということから一人当たり、1000元で3000元の券に交換できるようにしています。

2000元を配るだけで良いのではないのか?という意見もあるのですが、3000元をこの振興券として市民に消費させることでこの期間中のスーパーやデパート、夜市などの買い物で行われているキャンペーンと併用して2000元を配る以上の金額の消費を行い、ただ政府がお金を配るより市中にお金が循環しより大きな経済刺激になると台湾では言われています。

また、オンライン決済、QR決済のプラットフォームでも使うことができます。まさに政府と民間が一体となって、目的がはっきりした経済施策で、流石台湾というところです。

この券を受け取ることができるのは、台湾で健康保険証を持っている台湾市民か台湾人と結婚して配偶者向け居留証を持っている人のみです。台湾で働いている外国人の人は受け取ることはできないのでちょっと残念です。

3000.gov.tw という素晴らしいドメイン名のウェブサイトがあるのですがそこにこの券についての色々な情報が描かれているので中国語か英語がわかる人は見てみてください。

ちなみにこのウェブサイトの GitHub レポジトリを見てみると日本でも有名になった台湾のIT大臣であるオードリー・タンさんも作成に携わっているようです。

上記内容をそのまま動画にしたのがこちら。

参考資料

 

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